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湊
湊
お母さんの信仰をやめさせるため、放課後、教会に向かった
建物の中は異様に綺麗にされていて、壁には宗教のポスターが一面に貼られていた
『光輪尊様からの救済を!』
『私達は救われる!』
そんな文言が並び、心底不快だった
湊
受付人
心臓が止まったかと思った
湊
受付人
湊
受付人
湊
湊
湊
湊
受付人
受付人
背筋がゾッとした
長い間話すと洗脳されそうだ
受付人
受付人
受付人
にこやかに話す受付の女性から、見覚えのある聖書と水を見せられた
湊
湊
受付人
湊
湊
湊
湊
そう言い、俺は教会を後にした
湊
湊
湊
湊
湊
家
湊
もぐもぐ
ガチャ
母
湊
湊
母
湊
湊
母
母
湊
お母さんの発言から、肉は食べてはいけないのだと察した
母
湊
バチャ
湊
覚えのある冷たさが頭を支配した
聖水だ
お母さんは先程売りつけられそうになった聖水の空き瓶をこちらに向けていた
中身は俺の頭と弁当にかかっている
湊
ただの水だとは思うけれど、何が入っているのか分からない水のかかった物を口に入れるのは気が引けた
母
母
しばらくお母さんは怒り、自分にも聖水をかけた
湊
穏やかなお母さんはどこかに行ってしまった
湊
そう錯覚しそうになる程、お母さんは変わってしまった
神様が何かに昔のお母さんを殺されたように感じた
お母さんのことはもともとあまり好きじゃなかった
理想を押し付けてくることが嫌だった
湊
だけど、優しかった
でも今、宗教という重みがプラスされ、優しさが消えてしまった
お母さんがお母さんが宗教にハマったことを知って、数ヶ月が経った