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永尾先生
あ、そうそう
脚本完成のために
図書館行くんだけど一緒に行く？
脚本完成のために
図書館行くんだけど一緒に行く？
優香
はいっ！
行きたいです！
行きたいです！
永尾先生
じゃあ5時に
駅に集合ね
駅に集合ね
優香
はい。
図書館に行ったあとの 帰り道
永尾先生
楽しかったわね
優香
はいっ！
ん？
ん？
そこにはすごい人集りができていた その先にいたのはおじいさん 車椅子に乗っていて上手くエレベーターに乗れなくて 困っているようだった。
永尾先生
なに？
あれ…
すごい迷惑ね
あれ…
すごい迷惑ね
優香
え？
私はその場に立ちすくんでしまった
永尾先生
どうしたの？
優香ちゃん？
優香ちゃん？
優香
あ、あの！
そんなことはないと思います！
おじいさんが迷惑とかそんなことは…
そんなことはないと思います！
おじいさんが迷惑とかそんなことは…
私は永尾先生にそうねとか 言って貰えると思ってた でも違った
永尾先生
あらぁ
あなたお偉いさんなのねぇ
あなたお偉いさんなのねぇ
優香
え？
永尾先生
教師に意見するなんて
あの時みたいに永尾先生の目から光が消えた
永尾先生
いいわよ
先生なんて呼ばなくて
私ももう貴方のこと生徒だと
思わないから
先生なんて呼ばなくて
私ももう貴方のこと生徒だと
思わないから
優香
え？
せ、先生！
まってください！
せ、先生！
まってください！
でも先生は振り向きもせず行ってしまった 完全に見放されたんだ 大好きだった永尾先生に…
次の日の 放課後
優香
玲奈〜
一緒にクラブいこっ！
一緒にクラブいこっ！
玲奈
うん
いいよ
いいよ
そこにはもうみんなが集まっていた
玲奈
あれ？
まだ時間になってないんですけど
まだ時間になってないんですけど
永尾先生
あぁ
ごめんなさい
重要な話があって予定より時間を早めたの
ごめんなさい
重要な話があって予定より時間を早めたの
優香
重要な話？
真陽
劇の演目変更
それと…部長の交代
それと…部長の交代
優香
え？
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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