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エイト

...

あれから、僕は何もできていない、

ただただ、意味も目的もなく職場と家の往復。

...何がしたかったんだよ、

スマホが通知音を響かせる

僕はその相手からの電話に出た。

???

...イフリート先輩、

エイト

!!

...アスモデウスくん、

エイト

捜査は順調かい?

アリス

えぇ、

なるべく、心配かけないようにしなきゃ、

アリス

...あの、イフリート先輩、

エイト

ん?

…ユキ……フユが...、戻ってきたのですが...

エイト

...

アリス

これは一体どういうことなのですか、?

...答えなきゃ、

...声が...出ない……、

エイト

...ぁ……、え...っと、

...ごめんね、アスモデウスくん、

エイト

...やめて……、

その話は...しないで……、

あーぁ、ほんと、ダメだなぁ...僕、

アリス

...も、申し訳ございません

アリス

...で、では失礼します、

アリス

イフリート先輩は少しお休みになってください、

エイト

...うん、

エイト

またね、

電話が切れる、僕はまたひとり。

エイト

...チッ、

国家警察が正義ではないと言うならば、

僕は...何のために……、

...やぁ、

エイト

...!!

聞き慣れた声、もしかして──────

僕の背後に立っていたのは...

エイト

ユキ...、?

ユキ

笑、

ユキ

着いて来て

エイト

え...?う、うん

エイト

はぁ...はぁ...、ちょ、なに?

エイト

急に僕の手掴んで走り出して...

ユキは息一つ切らしていない。

ユキ

ユキ

ごめんなさい

ユキ

あそこには監視が多くて...ね、

エイト

...というか、なんで国家警察(ぼく)の前にマフィア(きみ)がいる訳?

ユキ

...うーん、正直に言うと、

『会いたかったから...かな』

その言葉は、僕の心に深く刺さり、傷を癒していく。

そして偽りのない笑顔で、彼女は笑った。

あぁ、これが彼女の幸せなんだ、

僕が関与することではない、

ユキ

...聞いてます?

エイト

え?あ、あぁ、ごめん、聞いてなかった...もう1回言ってくれる?

ユキ

えぇ...もう1回言うのやだなぁ、

エイト

ごめん、お願い!

ユキ

...だから、

...私はあなたのことを……

あいしています──────

エイト先輩は、私のこと...

きらいになっていないでしょうか、

君を捕まえるから

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