都 合 の い い 男 に し て .

都 合 の い い 男 に し て .

⛄️🧡

オレンジ色に染まった空を見て、私は居るかも分からない神様に願った。

─ 私の愛した人はオレンジに染まった空のように暖かい人だった。

今、貴方は何処で何をしているの。

貴方が思い描く理想の世界で生きているのかな。

私には分からない。

いや、私に知る権利なんて無いんだ。

私は彼に出逢ってから、彼の大好きなオレンジが好きな色になった。

彼の好きな曲も、私の一番好きな曲になった。

彼が好きな物が私も好きになる。

でも、どうして彼は言ったのかな。

｢別に、都合のいい男にしてええよ。｣

って。

どうして、私は受け入れたのかな。

都合のいい男になんかなれないよ。

なって欲しくないよ。

ごめんなさい。私の我儘なんて…、我儘なんて、言わなきゃ良かった。

だから、私は願うの。

ねぇ、神様。

本当にこの世界に神様が居るのなら、こんな我儘な私だけど、聞いてください。

もう一度、康二に逢いたい。

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⛄️🧡のお話です。

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