テヒョン
後で来るって言ったのに全然来ないから、先に出ちゃったよジョングガ
リビングにも寝室にもいないから最後に地下室へ続く扉の前に立った
テヒョン
おれはそっと扉を開けて中に入った
テヒョン
部屋の真ん中に、カッターナイフを持つジョングガが立っていた
ジョングク
テヒョン
ジョングク
テヒョン
テヒョン
ジョングガの表情は暗くて良く見えない
ジョングク
ジョングク
テヒョン
床に落ちていた日記を拾い上げる
ジョングク
ジョングク
テヒョン
ジョングク
ジョングク
テヒョン
テヒョン
ジョングク
ジョングク
ジョングガのことを信用していない訳じゃない
ただ、何かあった時にこのノートが役に立つかもしれないから
あれ、、おれ、ジョングガのこと愛してるのに、
どうしてそんな事を思ってるんだろう
テヒョン
ジョングク
テヒョン
ジョングク
テヒョン
ジョングク
ジョングク
テヒョン
テヒョン
ジョングク
ジョングク
ジョングク
ジョングク
ジョングク
ジョングク
テヒョン
ジョングク
ジョングク
テヒョン
ジョングク
ジョングク
そんな事、おれには出来ない
ジョングガを殺すなんて、
テヒョン
テヒョン
テヒョン
ジョングク
ジョングク
ジョングク
テヒョン
テヒョン
隣で眠るジョングガを見つめながら、
小さくため息をついた
おれ、これからどうなるんだろう
ジョングガはきっと、精神異常者というものだろう
よく耳にする、サイコパスや、ソシオパスのように
テヒョン
テヒョン
ジョングク
テヒョン
ジョングク
テヒョン
あれ、なんで涙が、
最初は知らなかった
ジョングガが殺人鬼なんて
知ってからも気持ちが変わることは無かった
これからだって変わらない
テヒョン
ジョングガにキスを落としてから
おれの意識は暗闇へ引き込まれた
テヒョン
テヒョン
ジョングク
ヒョンと二人で前も来た海を眺めます
休日だからかそれなりに人がいて、
海で泳ぐ子供を見守る母親、犬と一緒に歩く男性、仲良さそうに話す家族
全てが輝いて見えました
でもそれ以上に、
僕の中から抑えることの出来ない殺意が出てきてしまいました
ヒョンの前で人殺しをする訳にはいきません
ジョングク
ジョングク
テヒョン
ジョングク
テヒョン
テヒョン
ジョングク
ヒョンの所から見えない場所まで歩き、岩場で遊んでいる女性二人に近づきます
ジョングク
女性1
女性1
女性2
ジョングク
ジョングク
女性の肩を掴み、近くに落ちていた岩の破片で頭を殴ります
女性1
女性2
女性2
1人目が気を失ったのを確認し、2人目を捕まえ、頭を水の中に押し付けます
しばらく抵抗していましたがだんだんと抵抗する力が弱くなり、
力が抜けました
彼女が死んだのを確認し、死体を沈めると、再び1人目の方へ向かいます
女性1
ジョングク
ジョングク
女性1
ジョングク
女性の首を絞めていきます
女性1
あぁ、この瞬間がたまらなく好きなんです
命が尽きようとするこの瞬間が
女性の体から力が抜けると、彼女を海へ放り投げました
ジョングク
ジョングク
ジョングク
ジョングク
テヒョン
テヒョン
ジョングク
ジョングク
テヒョン
ジョングク
ジョングク
テヒョン
「きゃああああ!!」
「誰か!!人が、人が死んでる!」
テヒョン
ジョングク
テヒョン
ジョングク
テヒョン
ジョングク
テヒョン
おれを見るジョングガの目は、
びっくりするぐらい冷たかった
ジョングク
テヒョン
テヒョン
テヒョン
車に乗ってから家に着くまで、ジョングガが口を開くことは無かった
テヒョン
ジョングク
優しく抱き締められる
聞きたくないけど、聞かなきゃ、、
テヒョン
テヒョン
ジョングク
テヒョン
テヒョン
ジョングク
テヒョン
テヒョン
分かっていてもショックで崩れ落ちる
ジョングク
ジョングク
ジョングク
テヒョン
テヒョン
ジョングク
テヒョン
すぐに答えられなかった
ジョングガを見ていられなくておれは無言で部屋を出た
テヒョン
ベッドの上でそう呟いた
殺意が抑えられないことは分かっていた
だけど、
テヒョン
泣きたくなくても涙が止まらない
ジョングガが許せない
でもそれ以上に、
そんなジョングガを心の底から愛している自分が許せなかった
コンコンッ
ジョングク
テヒョン
ジョングク
ジョングク
違う、こんな事がしたいんじゃない
ジョングガを傷つけたい訳じゃない
テヒョン
その言葉がジョングガに届くことは無かった
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天才だ、、
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