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明莉は、体育館へやってきた
ｶﾞﾗｶﾞﾗ…
安藤明莉
う......なんか緊張する...
川原学
よし、ナイスゥ〜！
渡邊海斗
その調子！
安藤明莉
（あ、いた...）
明莉、海斗に近づく
渡邊海斗
ん？
安藤明莉
海斗君！ちょっときてくれませんか？
川原学
だってよ、
渡邊海斗
（ん？なんの申し出だ？）
渡邊海斗
（俺は、どうしたらいいのか？）
安藤明莉
（海斗くん、明らかに動揺してる、いきなりごめんね）
川原学
行ってくればいいじゃん、待ってるからさ、
渡邊海斗
分かった、おい
安藤明莉
！？
渡邊海斗
おいって、お前に言ってんだよ
安藤明莉
は、はい！
渡邊海斗
すぐ終わらせろよな、部活退学なっからな
安藤明莉
あ、はい！わかりました！
屋上にやって来る
安藤明莉
（ドキドキ、よし、言うぞぉ〜!!!）
渡邊海斗
で？用はなんだ？
安藤明莉
えっと...私海斗君の事が...
渡邊海斗
おう
安藤明莉
す.........
渡邊海斗
す？
安藤明莉
す...............！！！
渡邊海斗
す？？？？
安藤明莉
す............
安藤明莉
また今度言います！！えっと...来週とか...どうですか...？
渡邊海斗
え？なんだよ
渡邊海斗
（まじで期待しちまったじゃねぇーか）
渡邊海斗
俺は別にいいけど
渡邊海斗
部活あるからじゃ、
そう言って、屋上から出ていく
一人ポツンと残される明莉
安藤明莉
あ〜あ、言えなかった......
安藤明莉
なんで、言えないんだろう...普通に気持ち伝えるだけなのに...
近藤奏
ねぇねぇ、どうだった？
安藤明莉
わぁ！びっくりした！
安藤明莉
なんで、ここにいるの！？
実は、奏は海斗が降りたのを見て、明莉がいる屋上に駆けつけてきたのだった。
安藤明莉
えっとぉ〜結果は...
安藤明莉
言えなかった
近藤奏
（そこは言いなさいよぉ〜!!!）
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