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友達
12月24日
帰ろうとしていたところに友人が話しかけてきた
毎年のことだがクリスマスイブに一人は嫌らしく誰かを誘っている
奏達
奏達
友達
奏達
友達
奏達
友達
どんだけ一人で居たくないんだと思った
奏達
奏達
奏達
友達
そう
俺には予定がある
大事な予定が
奏達
歌織
歌織
奏達
奏達
歌織
歌織
奏達
奏達
歌織
今日は年に一度のパーティーの日
今年は盛大にやるらしい
歌織
歌織
奏達
歌織
奏達
歌織
いつも通りの会話をしながら家へと帰っていく
歌織が体調を崩さないように休憩を挟みながら歩く
歌織
奏達
歌織
奏達
奏達
歌織
歌織
歌織は少し歩きづらくなっているらしい
足が思うように動かないらしく時々辛そうな顔をする
だけどそんな歌織をみて落ち込む俺は歌織に励まされている
奏達
せめて何か出来ればいいと考えるもどれも迷惑になりそうで中々名案が思い浮かばない
奏達
歌織
歌織
唐突にそう言った
まるで心を見透かしているかのようだ
奏達
奏達
歌織
歌織
歌織
奏達
奏達
歌織
奏達
歌織
再び歩き出す
またいつも通りの会話に戻る
心地が良い、と感じる
奏達
奏達の妹
歌織
歌織の母
お母さん
お母さん
歌織の母
奏達の妹
奏達
歌織
歌織
奏達の妹
奏達
奏達の妹
歌織
ゲームをし、罰ゲームをし、みんなでご飯を食べ、プレゼント交換からの再度ゲーム
もしかしたらクリスマスで気分が高揚しているからなのかもしれない
このまま時が止まってほしいと思った
クリスマスパーティーはあっという間に終わり、翌日の朝に歌織は病院へと戻って行った
大晦日は一緒には過ごせなかった
正月は申請はしたみたいだが検査があるらしく無理だった
奏達
奏達の妹
奏達
奏達
奏達の妹
奏達の妹
奏達の妹
奏達の妹
奏達
奏達の妹
奏達の妹
奏達
奏達
奏達の妹
奏達の妹
奏達の妹
奏達
奏達
歌織
正月が過ぎ、冬休みが終わり今日から学校は三学期
そんな中に私は一人病院の屋上にいた
歌織
年が明けてから急に体が悪くなった
というよりも今まで溜めていたものが徐々に出てきた感じだ
日曜日は熱が出た
一昨日は喉が痛くなって何も食べられなくなった
昨日はーー
歌織
歌織
歌織
医者
歌織
私はほぼ毎日屋上にいる
やることもないので暇つぶしだ
寒いけどその寒さのおかげで頭を空っぽにできる
医者
先生はいつもそう言う
歌織
歌織
私はいつもこう返す
そうして先生は何も言わずに看護師を呼びに行く
はずだけど今日は違った
そばに来て、少し離れてベンチに座ったのだ
医者
医者
歌織
医者
歌織
途切れ途切れ会話をしていく
ただの雑談
先生だって忙しい
それなのにそばにいてくれるのはきっと先週の検査の結果があるからだろう
歌織
医者
歌織
歌織
歌織
歌織
医者
歌織
歌織
歌織
どうにか生きようと足掻いてみても身体は言うことを聞かず反対へ走っていく
10%もない
効果がない方が高い
だけどそれでも可能性にかけるのは
やはり心はまだここに居たいからなのだろう
歌織
歌織
歌織
ぼそっと呟いた
医者
歌織
先生の手を頼りにゆっくり中に入っていく
奏達
奏達の妹
お母さん
お母さん
奏達
先生
奏達
・ ・ ・
先生
生徒
生徒たち
がやがや
友達
奏達
友達
友達
子供
子供
奏達
1ヶ月後
奏達の妹
奏達の妹
お母さん
奏達の妹
お母さん
奏達の妹
奏達の妹
お母さん
奏達の妹
お母さん
お母さん
お母さん
奏達の妹
お母さん
お母さん
奏達の妹
奏達の妹
お母さん
奏達の妹
お母さん
お母さん
奏達の妹
奏達の妹
お母さん
お母さん
お母さん
お母さん
奏達の妹
奏達
冬休みが終わり、3学期が始まって1ヶ月が経った
寒さは一層増して、屋上にいるのも苦痛になってくる
奏達
そう思うのに毎日毎日来てしまう
奏達
ビュウッと風が吹いた
奏達
毎日飽きずに屋上に来るのは、辛いことを考えなくていいからだ
逃げてはダメだと頭の中の俺が言う
けれど辛いことから目を背けたい自分もいる
奏達
歌織と一緒にいた頃はきっと大丈夫だと信じていた
なのに離れた途端に焦りと不安の波が押し寄せる
歌織と離れて初めて俺はとても弱い人間なのだと知った
奏達
奏達
奏達
奏達
沈む気持ちを自力で浮き上がらせる
教室に戻ろうとしたその時に、スマホが鳴った
奏達
奏達
お母さん
お母さん
お母さん
名前を聞いた瞬間、心臓がドクンと跳ねた
奏達
お母さん
母さんの言葉を聞くと同時に走り出していた