テラーノベル

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テラーノベル(Teller Novel)

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グザッ…………!!!!

キャンドルの横を氷柱が通り 勢いよく壁に刺さる

ライ

勝手なことをするな。お前には何も指示は出していないだろう。

キャンドル

キャンドル

アハ!

キャンドル

りぃだぁは、もう一度最強クローン作りたくないのぉ…?

キャンドル

性能の良い…人工的に作られた超能力の方が…強いのよ???

ライ

そうだが作るのは今ではない。

キャンドル

じゃあいつなのよ!!!

ライ

少し早とちりしすぎだ。もっと慎重に…

キャンドル

もういいわ…

ライ

…キャンドル。

キャンドルはもう一つの 電動ノコギリを取り出し電源をつける

キャンドル

…りぃだぁなんか…消えちゃえ♡

勢いよくライに投げつけた…!

ライは顔面スレスレでノコギリを 避ける

ノコギリはそのまま 扉の方へと飛んでいき…

グサッッ

!!!!!!

電動ノコギリが奏の腹を貫く

ライ

!?!?

キャンドル

ぼ、ボスぅ…!?

ライ

貴様っっ!!!

キャンドルの方へと向かい 頭を強く殴り気絶させる

そして慌てて奏に刺さった 電動ノコギリの電源を切る

ライ

くそっ………!!!

ライは冷や汗をかきながら 部屋を飛び出して行った…

ケディ

あぁ………!!!

キャンドルはすぐに目覚め ふらふらと奏の方へと歩く

しゃがみ込み、奏に刺さった ノコギリを取ろうとする

ドカッ…!!

パーカ

………

俺はキャンドルの首筋目掛けて 刃をしまい込んだ状態の剣で 勢いよく叩く

キャンドルは再び気絶した…

パーカ

アンナさん!しっかりしてください!!

パーカ

(今ノコギリを抜いたら体液が大量に出てしまう…まずは超能力で止めるしか…!)

俺は奏に向かって超能力を使う

ケディ

うぅ………

ここで初めて、部屋の隅でケディが うずくまっているのに気づく

パーカ

ケディさん……!

ケディ

ぱ…パーカさ…ん………

パーカ

お怪我はないですか…!?

ケディ

だ、大丈夫………してないよ…

パーカ

よかった………

パーカ

(……く…超能力を使ってもまだ止まらない…)

パーカ

(…だんだん気力が…無くなっていく…それでも…助けないと…!)

パーカ

(ここで…死なせるわけにはいかない…!)

 

ライ

お前は!最強クローンを倒した奴!!

ライ

お母様に何をしている!

ライは超能力を出す

パーカ

…!

ケディ

ま!待って!パーカさんの超能力は、傷を治療する超能力なんだ!!

ライ

何?

ライは超能力をしまい、俺に近づく

パーカ

…すいません…ライさん…俺の力では…もう……

ライ

ライ

この薬で傷を治す。

ライは上着のポケットから 粉末が入った袋を取り出す

ノコギリの抜き取り、すぐさま 粉末を振りかける

ライ

…何時間もかかる。行くぞ。

パーカ

え…どこに…

ライ

外だ。お前の仲間がいるだろう。

ライ

外で騒いでいる奴に話がある。

パーカ

騒いでる奴…?

スコル

うぇーい⤴︎

スコルは戦闘が行われているにも 関わらず氷の上を滑り回る

リアス

ぎゃーーー!!

リコ

こっち来んといて!?!?

エアリー

おい!私を巻き込むなぁぁぁぁああ!?

スコルに当たりかけてよろけるが 横にいたピースに支えられるエアリー

ヴァル

ヴァルはハップとマルファが 戦っているのをじっと眺める

ヴァル

…あ。

ヴァル

ピース…超能力で地面を溶かすことができるんじゃないか?

レオナルド

なるほど…氷も一応水ですものね!

ピース

ピースは立ったまま超能力を使う

あっという間に氷が溶けていく…

スコル

すげぇ!溶けた!地面びしょ濡れだ!

ジェミ

やったー!

リコ

やっと普通に歩ける〜…!

リアス

ぴーちゃんすごい!こんなこともできるの〜?

 

マルファ

マルファ

…やめて

マルファ

やめてよ

マルファ

私の邪魔しないで!!!

マルファはピース達がいる方向へと 超能力を放つ…!

「!!!!」

ジャキッ!!

ラース

…!

刀で止めるが、一瞬にして ラースの右手から腕にかけて 氷漬けになった…

ジェミ

ラース〜!!

スコル

来てくれると思ったぜ!!

リコ

手まで凍ってるやん…めっちゃ強力やったんやな…

リアス

私に任せて!この程度なら溶かせるわ!

リアスはライターで自身の手に 火をつけ、ラースの右腕に そっと当てて溶かす

マルファ

あいつを守った奴っ……!!

ライ

…実に強力な超能力だ。

マルファ

!?

ライ

俺と実力は変わらないだろう。

パーカ

パーカ

(ライさんが言っていた…)

パーカ

(この人が…ケディさんを超能力者にしたのか…?)

マルファ

ライ

お前は…この人型オオカミを酷く恨んでいるようだな。

ライ

友人を殺したからか?それとも…嫌いな実験対象者のクローンだからか??

マルファ

…前者の理由が一番強い。

ライ

やはりな。

ライ

お前にとって嬉しい知らせになるかは分からんが…お前の友人が殺された後、千切れた部位をくっつけ培養ポットで育成していた。

マルファ

!?

ライ

千切れただけで、臓器の損傷はしてはいなかった。育成は成功したぞ。

そう言ってライは、マルファに スマホの画面を見せつける

そこには培養ポットの中に人が 入っていた

マルファ

マルファ

キーラ…生きてるみたい…

ライ

…そこで提案なんだが。

ライ

もう一度、研究員にならないか。お前に育成を担当してもらおうと思ってな。

マルファ

マルファは黙りこむ

そしてハップの方を見る

マルファ

私は…まだこいつを許したわけじゃない。

マルファ

だから、もう研究員になるつもりはない。

ハップ

マルファ

それに、私はもう超能力者。誰かの下でいなくても生きていける。

ライ

フンwそこまで言うなら強制しない。

ライ

だが…次会った時には問答無用で攻撃するぞ。

マルファ

ライ

もちろんお前の友人も、お前のことを攻撃する。なんせ記憶が飛んでいるからな。

ライはチラリとケディを見る

ライ

それに、そいつのかなり強力な超能力を身につけている。

ケディ

え…俺の?

ライ

そいつの超能力薬を作ったのもお前だろう。

マルファ

何故それを…

ライ

大体わかる。超能力薬の作り方レシピを盗もうとするのは、復讐心に溢れたお前と、狂ったキャンドルしかいないからな。

ライ

それに、俺は優秀な研究員しか雇わない…フハハ…

マルファ

………

マルファは黙って森の方へと歩き出す

マルファ

まだ…諦めないから。

マルファ

次に会った時は首をはねる。

ハップ

…やってみろよ。

マルファ

マルファは森の奥へと 走り出して行った…

ライ

ケディ。

ケディ

は、はいっ

ライ

お前は用無しだ。明日ローレル島行きの船を手配する。それに乗り、帰れ。

ケディ

え…でも…俺…帰っても…

ライはスマホで一つのニュースを ケディに見せる

画面にはケディの写真と 「アイドル『ハールツ』のメンバー 1人が行方不明」という記事が 表示されていた

ケディ

え…俺のことが記事になってる!?

ライ

大ごとになれば、この島のことを知られる恐れがある。だからお前は帰れ。

ライ

無事に帰れたとしても…

ライ

ここで起きたことは誰にも言うな。

ケディ

は!はいぃぃぃ!!

パーカ

(…オーラがすごいのかな…?)

ライ

話は以上だ。

ライはスマホをしまい込み 研究所の中へと入って行った…

 

ジェミ

知らなかったねぇ…ケディがいなくなったって、騒いでるなんて…

リコ

な〜、私ら外の情報何にも得られんから分からんかった〜

リアス

あ〜あ!もっと情報得られたら、もっと良いコスメに出会えるのにね〜

リコ

コスメ目当てかい!

俺は、ラースと後ろの方を歩く

パーカ

ラースさん…歩きスマホは危険ですよ…

ラース

歩き…スマホ?

パーカ

あぁ!スマホじゃなくて…歩き携帯連絡用端末…ですね…

ラース

…お前の世界では、これのことをスマホというのか。

パーカ

はい…

ラース

あ…早速ヤンサーから連絡が来た。

ラースは俺にスマホ画面を 見せてくれた

「ケディ君、明日この島を出ていくんだって?それは悲しくなるね… それじゃあ、船が来る前ににみんなでバカンスしようよ♪」

パーカ

…バカンス………

ラース

前からしたいと言っていたのだがな…今あいつは怪我をしている。

パーカ

え!大丈夫なのですか?

ラース

あぁ、心は元気だ。さっきの謎の超能力者に弓矢で射抜かれてな。

パーカ

…あ、それなら俺の超能力で治せると思います!

ラース

…あぁ、よろしく頼む。

パーカ

パーカ

ラースさんって…研究員…だったんですか…?

ラース

…あぁ。

パーカ

ラース

色々研究することが好きでな。
組織に入ったのはいいが、メインがオオカミの研究だの、超能力者であるハンターを犠牲にして性能を試すだの…闇深い組織であることを知った。

パーカ

ラース

オレはこのことを世間に知らしめるために、研究所の情報を漏らそうとした。

ラース

だがすぐに見つかり、オレはクローンの実験対象者とされた。

ラース

…そこでヤンサーと知り合った。

パーカ

そうだったんですね…

ラース

…隠していてすまなかった…他の奴らにも追々伝える。

パーカ

俺はポケットから ラースが研究員だった頃の名札を 取り出し、ラースに渡す

パーカ

これを、ハップが持っていたんです。

ラース

なるほど…それでか……

 

スコル

なぁ…走らねぇ?

リコ

また?

ジェミ

いいよ!

エアリー

向こうまで競争だ!

ジェミ

負けないぞ〜!

3人は一斉に走り出す…!

リコ

もーーー!このくだりさっきもやったーー!

リコも後から走り出す

…が、徐々にスピードを落とす

リコ

…待って?私走る意味ないよな?

リコ

ふ〜、疲れやんくてええわ〜

リアス

…あーー!!!今日はパルルンのコスメ届くんだった〜〜!!

リアスは突然走り出す

リコ

…え?

アクーリ

俺も走る!!!

アクーリも走り出す

リアスをあっという間に 追い越していく

リコ

ままま待ってリアス!!私もそのコスメ使わしてーーー!!

リコはリアスに叫びながら 走っていった…

レオナルド

元気でいいですね…

ヴァル

…あぁ。

ピース

【main】Z.island EP2

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