2018年
ひいおばあちゃんが死去した。 その日から寝ることが怖くなった。 寝ると時が進む。 そして時が進むといつか死ぬ。 それが怖くなった女の子がいた。
2019年
原爆が落ち、プールで体操をしていた人達が吹っ飛ぶ夢を見た。 その日から飛行機の音、そして夜が怖くなった。 飛行機は敵からの空襲かもしれない。 夜は敵兵が行進してるかもしれない。 それが怖くなった女の子がいた。
2020年
胸の奥底を話せない。 言いたいのに言ったら逃げだと思われたくない。 早く辞めたいのに同じ場所で学習してる人がいる。 きまずくなりたくない。 胸の奥底を話せない自分が嫌いな女の子がいた。
痛みを感じない体になりたい。 そうすれば死ぬ時は痛くない。 ならいつでも死ねる。 そんなことを考える自分が怖くなった女の子がいた。
微かなずれ、微かな違和感、自分の字でさえも嫌い。 微かに重ねていたものがずれてたりするのも嫌い。 微かにどこかに違和感があるのも嫌い。 自分の字を見るのが嫌い。 こんな微かなことでイライラしてしまうことが嫌な女の子がいた。
家族に対して怒りを覚えてしまう。 何を言われてもムカつく。 何をされてもムカつく。 こんな単純なことで怒りを覚える自分が嫌いな女の子がいた。
コメント
2件
心が苦しい? 私だって苦しいよ。 心にある思いを話せなくて… 苦しいよ
なーしたん