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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

透の家 リビング

夜笑

はぁ...はぁ...

椿

あら?もう終わり?

椿

私はただ避けてるだけよ?

どうして...私達の邪魔を...するの...?

椿

アナタは記憶喪失なのかしら?

椿

私は邪魔をするなって言ってるの。アナタ達はまだ分からないの?

私達は...あの人を...助けたいだけ...

椿

靴屋から出て行って、こんな家にいる分際でよくそんなことが言えるわね

椿

今更心変わりしたところで、もう遅いわ

椿

...あら?もうこんな時間。そろそろかしら?

夜笑

そろそろって?

椿

ああ、もう天文台に行っていいわよ

夜笑

なっ⁉︎何のつもり?

椿

計画は10時開始だもの

夜笑

10時?何を言ってるの?まだ8時20分でしょ?

椿

何言ってるの?リビングの時計、2時間遅れてるわよ?

夜笑

...は?

街中

ちょ...ちょっと...待って...

夜笑

早く着いてきて‼︎

何も...はぁはぁ...走らなくても...

夜笑

仕方ないでしょ...はぁはぁ...タクシーが...一台も通ってないんだから...

夜笑

(彼女があの家にやって来た理由、まさか開始までの時間稼ぎだったとは...‼︎)

夜笑

(早く...早くしないと...)

っ⁉︎姉さん...“アレ”‼︎

舞が指を指す方向を見ると 上空に桃色の何かが 浮かんでいるのが分かった。

夜笑

“アレ”は...

夜笑

夜笑

小春っち⁉︎何で飛んでるの⁉︎

夜笑

(いや、今はそんなことどうでもいい...‼︎)

夜笑

...ということは天文台はあそこだ‼︎

夜笑

舞、ラストスパートだよ‼︎

ま、待ってぇ...

聚楽市天文台 入り口

夜笑

はぁ...はぁ...やっと...着いた...

はぁ...はぁ...

夜笑

(今のところ小春っちに問題はなさそう)

夜笑

(でも銃を持ってるから、注意して説得する必要があるかもしれない...)

はぁ...はぁ...

夜笑

舞、大丈夫?

う、うん...だいぶ喋れるように...はぁ...なった...

夜笑

じゃあ行こう、小春っちを助けに‼︎

そしてウチらは最後の力を 振り絞り小春っちの元へ 急いだ。

聚楽市天文台敷地

夜笑

随分広いね...

ここは...広場?

夜笑

いや、あの建物...ひょっとして図書館?

じゃあ...ここは図書館の敷地の一部なの...?

天文台内は異常に広く 不気味なほど静かだった。

ねぇ...あの人のいる場所ってバラ園じゃないの...?

夜笑

バラ園?

入り口にあった掲示板の...案内図を見たら位置的にバラ園だったよ...

夜笑

それを早く言ってよ‼︎無駄足じゃん‼︎

いや...でも今私達がいるのは...バラ園と建物の間の道...だから...

こっから...バラ園の入り口を...探せばいい...

入り口は...全部で5箇所ある...らしい...

でも4箇所工事中だから...今入れるのは...1箇所だけだって...

夜笑

その入り口ってこの辺りにある?

うん...多分...

あ‼︎あれかも...

舞の言う場所を見ると 一箇所だけ進入可能な 場所が確認できた。

夜笑

よし、あそこまでスピード上げていくよ‼︎

ウチらはバラ園の入り口へ 無我夢中で向かった。

しかし、この時 ウチはもっと 警戒すべきだった。

夜笑

さあ、こっからどっちに進めば

ピーーーッ

夜笑

えっ?な、何の音...

ドガァァンッ‼︎

夜笑

夜笑

は?

一瞬、何が起こったのか 理解ができなかった。

しかし、それは 嫌でもすぐに理解できた。

夜笑

な、何で...

小春っちが何者かに 撃ち落とされたのだ。

夜笑

小春っち...?小春っちぃぃぃッ‼︎

絵鳩 小春の終末論

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