コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
キーンコーンカーンコーン
美波(みなみ)
楓(かえで)
美波(みなみ)
私が通っている寺相高校は、単位制。 人によっては取っている授業が違う。
だからみんな、それぞれ指定された教室に移動して授業を受ける。
美波(みなみ)
美波(みなみ)
楓(かえで)
楓(かえで)
私は深いため息をついた後、 楓と慌てて次の教室へ向かった。
キーンコーンカーンコーン
古典の先生
古典の先生
美波(みなみ)
美波(みなみ)
楓(かえで)
美波(みなみ)
美波(みなみ)
楓(かえで)
楓(かえで)
楓(かえで)
美波(みなみ)
楓(かえで)
楓(かえで)
楓(かえで)
美波(みなみ)
「私も恋したいな」と言いかけたのを、咄嗟に飲み込んだ。
美波(みなみ)
私は代わりにそう言って、楓と自分達のクラスに向かった。
自分達のクラスに着き、私は自分の席に深く腰を下ろした。
担任の先生
美波(みなみ)
美波(みなみ)
美波(みなみ)
ふと、自分の机に書かれた落書きに目を落とす。
そこには、とても可愛らしい犬が描かれていると共に、「飼いたい」と、筆者の願いが綴られていた。
恐らく、前の授業で自分の席に座った人が書いたものだろう。
美波(みなみ)
美波(みなみ)
美波(みなみ)
私が小さいころから飼ってるチワワに、どこか似てた。
美波(みなみ)
私はなんとなく、そのまま残してくことにした。
担任の先生
担任の先生
楓(かえで)
楓(かえで)
美波(みなみ)
楓を見送った後、少し教室が静かになるのを待って、私も教室を後にした。
1週間後
私は、まだあの落書きを消せずにいた。
英語の先生
美波(みなみ)
美波(みなみ)
美波(みなみ)
美波(みなみ)
美波(みなみ)
美波(みなみ)
美波(みなみ)
美波(みなみ)
そう考えた私は、この落書きの主へ向けてメッセージを残した。
「絵、上手ですね。自分の飼っている犬に似てて驚きました。笑」
「次、猫描いてほしいです!」
美波(みなみ)
キーンコーンカーンコーン
授業終わりのチャイムが鳴った。
美波(みなみ)
楓(かえで)
楓(かえで)
美波(みなみ)
美波(みなみ)
楓(かえで)
楓(かえで)
私は、胸が少しだけ弾んだのを感じた。
それを誤魔化すように、足早に次の教室へ向かった。