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コメント
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隈取
覚悟を決めてきたはずなんだが
やっぱりのあを前にすると少し揺らいでしまう
のあ
俺達の答えは…
般若
般若
のあ
のあ
のあはローブを脱いで手袋を外した
俺達も武器を構える
のあは速いから重い武器の俺は特に気をつけないと…
のあ
隈取
阿形
狐
般若
おかめ
のあは何かのスイッチを押して俺達を罠の中に閉じ込めた
のあ
のあ
のあは森の奥へと走り出した
隈取
俺は体が安定しないまま縄を切っていく
急がないと見失っちまう
阿形
おかめ
狐
狐
のあさんの背中！
私は槍を思いっきり突き出す
しかしのあさんにはあっさり躱された
のあ
のあ
のあさんは短剣を出して槍先を受け流す
私もここで引くわけにはいかない
何としてでものあさんを止めないと
狐
狐
のあ
短剣だと届かないから間合いに入るのが難しいのだろう
受け流すことしかしてこない
のあ
狐
みぞおちに一発肘を入れられた
これでは戦うどころか普通に立ってることも厳しい
狐
狐
私はあとから来た隈ちゃんに介抱された
阿形
みんなで決めたこととは言え元々仲間だったのあちゃんに矢を向けるのはしんどいなぁ
そんなことを考えている間にのあちゃんが走ってきた
きっつんでは止められなかったんだ…
ここで少しでも時間を稼がないと…
俺は震える手で弓を引く
のあちゃんは飛んできた矢を手で止めてしまった
俺の位置もすぐバレるから移動しながら撃つしかない
のあ
矢を避けながら聞いてくる
のあ
阿形
涙で視界が滲む中俺は目一杯弓を引いた
矢は音をたてて飛んでいく
のあ
阿形
視界から消えていたのあちゃんに後ろから首を叩かれ俺は気絶した
おかめ
あぎょもきっつんもやられたんだ
般若
般若
おかめ
般若がのあちゃんに向かって刀を振る
のあちゃんは簡単にその刀を躱す
般若が切れるように俺が銃で止めないと
般若に当たらないように…
般若の刀を受け止めてる状態でのあちゃんは背中を反らして弾を避けた
おかめ
のあ
般若
すかさず般若が攻撃を入れる
俺が目一杯援護しないと勝率はほぼないって考えていいと思う
のあちゃん弾を躱しながら般若の攻撃にも耐えてるんだもんなぁ
本当にすごい子だと思う
でもこの子を止めないと魔獣達を討伐できない
そうなると人々の安全は確保できない
俺達で
ここで
止める
般若
のあに刀が刺さった…？
いや…のあが刺したのか…？
のあの手は刀を握る俺の手を補助するように添えられていた
のあ
のあ
のあの表情が初めて変わった
のあ
血が刃を伝う
のあ
のあ
のあ
のあ
般若
般若
のあ
のあ
のあ
のあ
のあの目から涙が零れ落ちる
のあ
のあ
のあ
のあ
のあ
のあ
苦しそうに笑いながら泣くのあはものすごく優しい顔をしていた
のあはそのまま前のめりに倒れてきた
のあ
のあ
小さな声で言うとのあの目は光を失い瞼に隠されていった
おかめ
隈取
隈ちゃんが狐とあぎょを抱えて到着した
二人とも気絶しているが起きたら平気そうなくらいの状態だった
握られていた短剣は俺もおかめもいなかった場所で突き刺さっている
もしかするとのあは自分を倒させるために短剣を握っていたのかもしれない
のあの体は少しずつ塵になって風に運ばれていく
般若
おかめ
隈取
俺達はその後魔獣の殲滅を達成した
俺とおかめの頭の中ではあの時ののあの顔はずっと離れない
初めて見せた…
いや
最後に見せたあの感情は…
あの願いは…
ずっと俺の中に
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