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4月1日
明野雅(あけのみやび)は、新中学一年生。この日は、入学式に行ってすぐ家に帰った
雅
ただいま…
💥
春
邪魔
雅
春！
明野春(あけのはる)は、私の弟で新6年生。明日が入学式。 昔は、可愛かったけど今は、無愛想。成績は良い方。カッコよくてモテるけど私にはこいつのどこがモテるのかわからない。
春
退いて(睨)
雅
ゴメン…
春
(無視)
ガチャん
雅
(弟のくせに！私の方が成績いいのに！)
雅
はぁ
お母さん
あら、みーや帰ってたの？
お母さんは私のことをみーやと言う
雅
うん
お母さん
そう、早く宿題して塾行きなさいね
雅
はーい…
私は、進学塾『青宮』に通ってる
部屋で制服から私服に着替えた
雅
ちょっと休憩
雅
私は、本が好き
雅
やっぱり、本は人を幸せにしてくれる。
数時間後
雅
ヤバっ
雅
もうこんな時間！
急いで宿題をして塾の用意をして青空塾に行った
雅
ハァハァ
雅
間に合った〜
教室に行く途中
先生
明野、ちょっといいか？
雅
？はい
先生
明野は、クラス移動してもらう
雅
え！？
雅
クラス落ちって言うことですか？
先生
違う違う、M組に行ってもらうんだ
雅
え？M組って？
青宮塾には色んな組がある…でも、M組は、聞いたことがない。
先生
M組は、問題児を集めたクラスなんだ
雅
え？問題児…
雅
問題児！？私が？
先生
明野…お前、人と関わるの苦手だろ？
雅
はい…
私は、人と関わるのが苦手で小学生の時は、自分から話し掛けられずに そのままで終わった
先生
そういう子達を集めたM組なんだ
雅
行きます。
先生
そうか、じゃあ今日お家の人達にこれを渡してハンコを押してきてくれ
雅
はい
先生
明日、また職員室に来てくれ、M組に行くからな
雅
分かりました。
先生
ああ、それと明野の弟もいるぞ
雅
そうなんですか！
先生
ああ。
雅
では、失礼します。
ガラガラ
雅
楽しみね
その夜
雅
お母さん、これ
お母さん
ん？どれどれ？
お母さん
なるほど、いいんじゃない？
お母さん
お父さんが帰ってきたらまた話すわ
雅
うん。
春
え、姉ちゃんも？
雅
春
お母さん
あら、あなたもなの？
春
ああ。これ
お母さん
わかったわ
お父さん
ただいま
お母さん
ちょうどいい所で帰ってきたわ
お父さん
え？
お母さん
はい、ハンコ押したわ。
雅
ありがとう
春
じゃあ、俺お風呂入るから
雅
私は、部屋に行くね
お母さん
ええ
お父さん
ああ。
部屋
雅
ちょっとトイレ行こ
トイレに向かう途中
お母さん
でも、2人にはいつ話そうかしら？
お父さん
雅が16になったら言うか？
雅
(何を？)
お母さん
そうね、2人が兄弟じゃないって
雅
(え？)
お父さん
そうだな
雅
………………(とりあえずトイレ行こ)
部屋
雅
私と…春が兄弟じゃなかった……
確かに、産まれた所なんて見てない。でも、そんな…
雅
ううん！
雅
今まで通り接してればいいんだ！
夜、あまり眠れなかった。
教室
雅
(えーと、席は…)
雅
あった
私は、窓側の席で隣は、男の子だった。
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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