コメント
4件
ェ、、、なんか、、、ェ続きが楽しみです✨
やっぱり2人の好みがわかってるってことは…続き待ってますっ!
5タップで分かる注意書き
家族や親戚の捏造が 多大に含まれます
タグに無いCPの匂いがします
このシリーズ内の瑞希は 男という設定です
CPの左右は皆様の解釈に任せます
以上のことが大丈夫な方は 本編へどうぞ
応接室で待つこと数十分 ようやく私達は
婚約者と顔を合わせる場 大広間の席に座ることが出来た
執事
執事
執事
執事
執事
東雲絵名
緊張で胃が悲鳴をあげる私の隣で 彰人はなにやら考え込んでいて
目の前に置かれたコーヒーに 添えられた砂糖とミルクを奪っても
彰人はなんの反応も示さず 一点を見つめている
まぁ、別に砂糖もミルクも 私は足りてるけど
そう思った時 私は気がついてしまった
添えられた砂糖とミルクの数が 足りているということの意味に
砂糖がカップの中で溶ける音が 絵名の方からしたのを聞きながら
自分の頭に広がる違和感と 正面から向き合って考える
なにかがずっとおかしい それは今日だけの話じゃない
思い起こしてみれば 何日も前から変だった
絵名にサイズがピッタリな 好みのドレスが届いた日よりも
俺にすら言ってなかった憧れの アクセサリーが届いた日よりも
ずっと前から この縁談話はおかしかった
冬弥のお見合いの話が出た日に 絵名にも縁談話が来るなんて
そんな狭い範囲での偶然が そもそもあるだろうか
しかも、冬弥の時も 今日のこの場でも
保護者は不在で 本人二人と俺しかいないなんて
一度目は納得出来ても 二回目となるとさすがにおかしい
まるで誰かが創って 人を集めたオーケストラで
何を演奏するかも分からないのに 指揮者に指名されたような
居心地の悪さが 俺の身体にまとわりつく
東雲絵名
そこまで考えが到達した時 絵名に腕を叩かれた
東雲彰人
東雲彰人
決してふざけていない態度に 戸惑いながら小声で返すと
絵名がヒソヒソと 執事には聞こえぬように話す
東雲絵名
東雲絵名
東雲絵名
東雲彰人
東雲彰人
東雲絵名
東雲絵名
東雲絵名
そう言われて初めて 目の前に置かれたコーヒーを見た
そこにはコーヒーを飲むのに 丁度必要な分の砂糖とミルクが
何も言っていないはずの 俺のソーサーに置かれていた
とっさに顔を上げて ドアの前に立つ執事を見る
だが目が合ったはずの執事は 優雅に微笑むだけだった