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コメント
1件
うわ…この話、めっちゃ重いのに温かい……🥺 いるまとLANの出会いのシーン、ひとりぼっちだった二人が「守りたい」「守られる」って自然に動いてるところがもう、泣けたよ。 特に「こころ」って言われたいるまの反応、すごく丁寧に描かれてて、こっちまで胸がぎゅっとなった。 血の匂いに怯えるLANをこさめが抱きしめる場面も、過去をちゃんと背負ったまま前を向こうとしてる感じが伝わってきて、切なくて愛しかった。 家族の輪の中にいるまが入っていく流れも自然で、読んでて安心できた…次どうなるのかすごく気になる😢💔
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Coe.
Relu
くに
くに
こったろ
ゆう
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Coe.
Relu
くに
こったろ
ゆう
??年前
とある廃墟
ずっとずっとひとりだった
冷たい雨にさらされて
よくわからない大人から逃げて
気づけばひとりになってた
兄弟がいるのにはぐれたから
簡単には会えない
食料も手に入らない
こんな世の中なんて……
いるま
走って走って走って
見渡せば多少人気のある場所に出た
だけど人気があるからと言って
誰も手を伸ばしてくれない
救ってはくれない
人が死ぬのを見て見ぬふりするしか
この世界には存在しない
“他人の心配より自分の心配”
それが“理り”という壁だった
だから、驚いたんだ
いるま
そう言って
誰かに声をかけられるのも
手を差し伸べられることも
想像してなかったから
小柄で大人しそうな子
淡くて優しい黒髪に前髪だけ桜色の髪
瞳は前髪と同じ桜色
声は高くて、可愛らしい見た目
苦しげに眉を下げた表情
食べられてない俺よりも細くて小さくて
死にかけてるのは俺の方なのに
どうしてか、気になった
いるま
初めて兄弟以外に
そんな感情を抱いた
この人なら、信じられる
俺が感じたのは、間違いでは無かった
手を握られて歩く
大人がチラリと見て、怖気づく
俺はそっと“隣”にいるこの子の顔を覗き込んだ
いるま
人の目が怖いらしく
この子は俺と握っている手を
ギュッと握り直した
いるま
きみは驚いたように俺を見た
綺麗な瞳が大きく揺れて
浮かんだ涙は今にも溢れそうだった
今思えばこの時からだったんだろうな
この子が……
“LAN”が
トラウマを抱えていたのは
俺よりしっかりしてるくせに
そのせいで無茶ばっかして
周りを見る目は強いのに
自分のことは後回し
そんなきみが
ちゃんと本音を言ったのは
俺と初めて出会った時だった
いるま
いるま
いるま
綺麗な瞳が輝いて
心なしか暗かった表情は
笑顔になる
その笑顔が眩しくて
真夜中のはずなのに
周りが輝いて見えた
いるま
いるま
いるま
LAN
少し口足らずな口調で
LANは……
らんはそう名乗った
文字通り花が咲いたような笑顔で
俺を見つめた
???
案内されたのは町外れの一軒家
綺麗で整頓されていたのを よく憶えてる
いるま
LAN
無表情が多かったらんが笑って言う
くるりと回って家を自慢する
可愛いと素直に思った
と同時に疑問を抱いた
それは大人の気配がなかったからだ
いるま
LAN
いるま
扉が突然開いて影がらんに抱きつく
俺は驚いたまま動けずにいると
その影と目があった
LAN
いるま
いるま
いるま
LAN
LAN
いるま
出会ったばかりでこの時の俺は
まだらんの言葉をはっきり
わからなかった
今じゃ注意深く聞かなくても
大丈夫になったがな
いるま
ただただ、びっくりした
俺が何に怯えていて
何から逃げていたのか
見透かされていた気がして
でも、気づいてくれたのが
ただ……
いるま
いるま
本当に
こころから安心するほど、嬉しかった
LAN
LAN
Coe.
Coe.
髪型も性格も全然違うのに
Coe.が……こえが らんに似ているとすぐにわかった
包み込んでくれそうな優しさが
ふたりとも、お互いにそっくりだった
いるま
LAN
いるま
小さな身体が俺を抱きしめる
兄であるこえから離れて
らんは俺を抱きしめてくれた
あたたかくて、優しくて
もうあんな路地裏で逃げる人生なんて
したくないって、思っちゃった瞬間だった
LAN
LAN
LAN
いるま
らんがそう言って笑ってくれる
らんの隣に、俺がいられる
そんな未来をらんは約束してくれた
だから俺は
どんな時もらんのそばを離れないって
誓ったんだ
このことが、間違いだと気づかないで
くに
くに
くに
いるま
いるま
くに
くに
LAN
Coe.
突然聞こえた、懐かしい声
振り返るとそこには
数年前に逸れた兄弟だった
生きてた
死んでなかった
嬉しくて、安心して
俺は生まれて初めて大声で泣いた
LAN
いるま
散々泣き続けて目が真っ赤になった
らんが慌てた様子でギュッと俺に抱きつく
俺は返事をしてもたれかかった
くに
Coe.
Coe.
Coe.
くに
どうやら俺はこえと同い年らしい
つまり……
LAN
LAN
LAN
いるま
俺の目線で感じ取ったのか
らんは笑顔で答えてくれた
つまり、らんは俺のニ個下ということになる
だとしても小さすぎね??
ないこ
ないこ
こったろ
また人が増えた……
この雰囲気からしてらんたちの兄だろうか
LAN
いるま
LAN
こったろ
らんが微笑む
自慢の兄らしい
紫髪の人は優しそうだ
LAN
LAN
・ ・ ・
ないこ
ないこ
ないこ
いるま
いるま
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
ないこはこの時から
明るくてポジティブで
前向きな人だった
ないこの明るさにみんな救われていた
今ならすごく、それがわかる
LAN
LAN
LAN
ないこ
ないこ
ないこ
LAN
ないこがそっとらんを撫でる
あたたかくて、優しい
こんなふたりが、いや
三人が暗い世界にいるなんて
想像できなかった
???からニ年後
俺が拾われてから二年後
俺は八歳になった……多分
俺の三つ子の兄である初兎とも再会して
新しい家族もできた
こさめ
LAN
ほとけ(いむ)
Relu
水色三兄弟
それぞれお気に入りの人はいるが
歳の近いらんとよくじゃれあっていた
みこと
悠介(アニキ)
こったろ
if(まろ)
みことと年子のいふまろ
いふまろが上らしい
とまぁ
家族が増えたわけだが
このニ年間でわかったことがある
俺らを救ってくれた三人
実は虐待を受けていた
今は両親は無事逮捕されて牢屋行き
だから今は安全で幸せな生活が続いている
いるま
いるま
悠介(アニキ)
悠介(アニキ)
悠介(アニキ)
料理はカップラーメンしか作れない(?)
俺が聞いたところでアニキがしてくれるのだが
ついでだしと声をかけた
LAN
LAN
いるま
悠介(アニキ)
らんはまだ治っていないが
前よりすんなり喋れるようになった
なんでも 親から声が嫌いと言われていて
出すのが怖かったらしい
病気とか、恐怖症ではなさそうで安心した
治る見込みはあるらしく
今みんなで頑張っている最中だ
いるま
いるま
LAN
いるま
こさめ
ちなみにこさめは俺の一個下の七歳
こう見えてこさの方が年上なのだ
びっくりだよな?
俺も信じてない(?)
ないこ
ないこ
こったろ
みんなに見送られて
俺たち三人は靴を履いた
少し歩くと路地裏に出た
こういうところは前の俺たちみたいな
当てのないやつらがいっぱいいる
大人もいれば、赤ん坊も
もちろん、子供もだ
いるま
でもなぜか
人の気配を感じない
微かに残る匂いは……
LAN
LAN
らんが目を見開いて青ざめると
鼻を覆ってこさめに抱きついた
らんは前より伸びたとはいえ
小さいままなのでこさめにすっぽり収まる
こさめ
こさめ
いるま
いるま
らんが鼻を覆ったのは
幼い頃に親から暴力を受けていたから
その際に嗅いだ血の匂いがとても苦手らしい
それは今も変わらないみたいで
またに過剰反応をしてしまうのだ
いるま
いるま
いるま
LAN
こさめ
こさめ
こさめの腕の隙間から顔を覗かせて
涙目で頷く
こさめはそっと 路地から離れた入り口のところへ
移動した
匂いがキツイと判断したためだろう
俺はふたりを見送ると
血の匂いが残る路地裏へ足を運んだ
#ご本人様には関係❌
かな
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