鏡花は言われた通り、夜叉白雪を呼ぶ。
その姿を見て太宰は満足そうに笑った。
太宰治
太宰がそう呟いた時、感じたことのある気配が後ろからした。
と、いうより、大きな音が鳴り響いた。
鏡花は勢いよく後ろを振り返る。
そこにはエレベーター付近の壁がぽっかりと空いていて、その真ん中に探偵社の人たちがいた。
泉鏡花
江戸川乱歩
国木田独歩
芥川龍之介
芥川龍之介
谷崎潤一郎
探偵社の人たちが鏡花、太宰の元へと駆け寄っていく姿を見て、
アバドンは笑った。
アバドン
アバドン
アバドン
太宰治
太宰治
アバドン
太宰は嬉々として手を広げながら、探偵社員がいる方へと振り返る。
そして、心底幸せそうに
太宰治
と、言った。
国木田独歩
谷崎ナオミ
泉鏡花
芥川龍之介
江戸川乱歩
国木田独歩
太宰治
江戸川乱歩
江戸川乱歩
江戸川乱歩
太宰治
太宰治
江戸川乱歩
太宰治
谷崎ナオミ
江戸川乱歩
江戸川乱歩
泉鏡花
江戸川乱歩
江戸川乱歩
太宰はゆっくりとアバドンに近づいていく。
太宰治
太宰治
アバドン
すっとアバドンの額に指をくっつけて、太宰はこうつぶやく。
太宰治
ぱあっと青白い光が発せられたかと思うと、中原の体がずるっと膝から崩れ落ちた。
そして、太宰の目の前には茶色のウィッグを手にしたフョードルの姿があった。
アバドン
太宰治
太宰治
太宰治
太宰治
太宰治
アバドン
太宰治
太宰治
太宰治
芥川龍之介
泉鏡花
芥川龍之介
泉鏡花
芥川龍之介
泉鏡花
二人がどれだけ異能を使っても、異能力は出てこない。
体の奥にある感覚はするけれど、体の外に異能力が出てこない。
泉鏡花
アバドン
アバドン
ふんと鼻で笑う。
だが、すぐにアバドンは苦しそうに唸り始めた。
アバドン
その瞬間、芥川と鏡花に異能力の気配を感じた。
泉鏡花
芥川龍之介
泉鏡花
芥川龍之介
泉鏡花
二人の異能力が太宰の胸を貫いた。
そして、太宰は密かに手にしていた青い光を放つ短剣をアバドンの胸に突き刺した。
太宰治
江戸川乱歩
江戸川の声がしたかと思うと、アバドン、太宰を除くその場にいたものたちは、
江戸川が開いた本の中に吸い込まれていった。
コメント
2件
いやもうなんて言うか神様仏様羊右様って感じですね…ありがとうございます。テラーに居てくれて……