真冬
______由紀.
由紀
_______.
彼は、ゆっくりと振り返って微笑んだ.
真冬
______!
真冬
_____っと、
真冬
やっと、振り向いてくれたッ______!
由紀
っおい、
真冬は由紀に抱きついた.
真冬
ずっとずっと、後悔してた.
真冬
もう、会えないのかなって___
思ってた.
思ってた.
由紀
真冬.
久しぶりの彼の声に涙が溢れる.
真冬
ッグス、なに?
由紀
ありがとう.
真冬
っえ、?
由紀
ちゃんと俺とまた向き合ってくれて.
ずっとずっと考えててくれてありがとう.
ずっとずっと考えててくれてありがとう.
由紀
正直、俺は____.こんなにも真冬が考えてくれてるとは思ってなくて、心底嬉しい.
真冬
なに、それ___,
真冬
由紀が.由紀が…、
由紀
っごめん、
___1人してごめんな__
真冬
ず、るいっ
俺の体を叩く音は弱くて、真冬の気持ちが伝わってきた.
由紀
_____.
由紀
立夏が.
真冬
上ノ山くんが、思い出させてくれた.
真冬
由紀の曲で.
由紀
……ㅎㅎ.そうか.
由紀
お前は次の道を歩むんだ.
真冬の顔が一気に寂しげになる.
真冬
…うん.
由紀
大丈夫だよ.
由紀
寂しくないし、怖くない.
由紀
"この歌"があれば、俺らはずっと繋がってるから.
真冬
______うん、
由紀
いけよ、立夏のところに.
真冬
___由紀.
由紀
ん______?
真冬が俺をじっと見つめた.
由紀
……ㅎ真冬.
由紀
ずっと見てるよ.
由紀
俺はここにいるから、
由紀
ここまで真冬の声を届けてくれよ.
立夏
っおい、____
立夏
おい真冬!
真冬
んッ____え?
立夏
そろそろなんじゃねぇの___?
真冬
あ、
『鎌倉駅』
立夏
大丈夫か?
俺はこの言葉を前は偽った. 自分自身をそうやって落とし込めてた.
真冬
上ノ山くん.
立夏
ん?
彼、上ノ山立夏は優しく聞き返す. 今にも壊れそうなその声は心配の気持ちと安心の気持ちを含んでいる. 彼の中に葛藤があっただろう. どれだけ俺と由紀と向き合ってくれたのだろう. ”由紀の代わりになる人はいない" 由紀、俺新しい人を見つけたよ. 夏のように眩しくて、優しい人. 俺は前を向いて歩いていくよ. だからもう_____
真冬
___俺はもう
真冬
大丈夫だよ.
~end~






