梓
紗蘭
梓
紗蘭
紗蘭
梓
梓
紗蘭
紗蘭
紗蘭
紗蘭
咲真
紗蘭
梓
瑠美
柊夜
梓
紗蘭
咲真
瑠美
柊夜
紗蘭
紗蘭
梓
梓
紗蘭
梓
ー10年前
紗蘭
咲真
瑠美
梓
柊夜
紗蘭
瑠美
紗蘭
和也
紗蘭
柊夜
和也
和也
咲真
和也
和也
紗蘭
咲真
柊夜
瑠美
梓
和也
桜の木の下に穴を掘ってタイムカプセルを入れて、土をかぶせた。
和也
紗蘭
ー現在
咲真
紗蘭
柊夜
瑠美
梓
梓
10年越しに見たその桜の木は、少し大きくなったように見えた。
柊夜
柊夜
梓
ー10分後
柊夜
咲真
紗蘭
瑠美
紗蘭
梓
ー5分後
カンッ シャベルが何かに当たる音がした。
紗蘭
柊夜
瑠美
咲真
柊夜
パカッ 缶の中には、皆が書いた手紙とそれぞれの宝物が入っていた。
紗蘭
柊夜
咲真
瑠美
梓
それぞれが自分の物を取っていく中、缶の中には1枚の手紙と写真が残った…。
梓
柊夜
紗蘭
柊夜
1人ずつ読み上げていき、全員が読み終わった。
咲真
柊夜
梓
紗蘭
瑠美
咲真
梓
梓
梓は、ゆっくりと和也の手紙を開いて読み始めた。
梓
梓
梓は泣きながら、手紙を読み進めた。
そこにはこう書かれていた。
10年後の皆へ 皆がこの手紙を読んでいる頃には、俺はもうそこにはいないと思う。俺、実は小さい頃から病気で体が弱かったんだ。それで、医者からは20歳まで生きられるかどうかって言われてた。20歳までは時間があるって思ってたのに、1ヶ月くらい前に医者にあと余命1ヶ月だって言われたんだ。俺自身、体はいつも同じ調子だからあんまり実感ないんだけど。言われてみれば最近、少し息苦しくなることが多かったかもな。まあ、だから最後の思い出作りに皆でタイムカプセルを埋めようって言ったんだ。皆が賛成してくれて、嬉しかったよ。せっかく10年ぶりに皆が集まってるのに、あんましんみりさせてもなんだから、ここからは1人ずつにメッセージな。よーく聞けよ。
紗蘭は、いつも元気でたまにうるさい時もあったけどその元気に俺は救われた。ありがとう。
紗蘭
咲真は、女子に優しくて男子に厳しかったな。まあ、そこが咲真の良さでもある。婚活頑張れよ。
咲真
柊夜は、いつも面白くて皆のムードメーカーだったな。今は、芸人にでもなってるのか?
柊夜
瑠美は、どんな時も冷静に皆を見守ってくれる存在だったな。本当は優しいこと、知ってるぞ。
瑠美
そして、梓 梓は、優しくて可愛くていつも皆を気遣ってくれて…つまり、俺は梓のことが好きだった。まあ、今更こんなこと言っても遅いか。幸せになれよ。
梓
まあ、とにかく皆俺がいなくても元気でな。俺がいなくて寂しいかもだけど笑 じゃあ、そういうことで。じゃあな。 和也より
咲真
紗蘭
柊夜
瑠美
柊夜
瑠美
紗蘭
梓
咲真
梓
梓は、たまらず号泣した。
梓
紗蘭
梓
紗蘭
紗蘭
梓
咲真
柊夜
瑠美
梓
梓
5人は、10年前のあの頃のように笑いあっていた。そこにはまるで、今まで以上の強い絆があるように思えた…
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