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飲んだくれ
酒を片手に、テレビをつけた。
テレビはあの有名なコメディアンが侵入者に 殺されたニュースで持ち切りだ。
見えない「侵入者」に。
侵入者がどんな家庭で生まれ、そして育ったかは 誰も知らないだろう。
飲んだくれ
大好きな酒を今日も飲み、
俺は一日を過ごしていく。
会社で残業し、たまーに会社でオールする。
辛いものだが、俺にはそれが楽しかった。
なんたって、同僚(あいつら)がいたからだ。
同僚がいなければ、俺がここまで仕事を好きになるはずがない。
侵入者に殺されたらたまったもんじゃあない。
それが嫌で嫌で、酒を飲んで現実逃避をしているのだろう。
飲んだくれ
弾けた泡が、一瞬走馬灯に見えた。