小鉄
ふー、そろそろ休憩でもしようかな。
縁壱
(む、休憩するのか。)
縁壱
(小鉄はそもそも働き過ぎだ。もっと休憩して欲しい。)
ガタッ
縁壱
!
ただ、足を挫いただけだ。
本当に、それだけだった。
小鉄
(あ、やばい、これ。)
死を覚悟するとは、まさにこれの事だった。
くじけただけならよかった。
でも、床には。
鋭利な道具があった。
縁壱
(少しこれを横にずらそう、そうすれば)
縁壱
(あ、だが..)
まず、触れるのだろうか。
横にずらしたとて、小鉄が落ちて背中を痛めるのは
目に見えていた
縁壱
(痛い思いをして欲しくない...)
バフッ
小鉄
?
縁壱
!!
触ってしまった。
まず触れたのか。
縁壱
(すぐに降ろさなければ怪しまれる..!!)
ガタッ
小鉄
なっ、
どっ
縁壱
(結構落としてしまった...)
小鉄
イテテ...
小鉄
さっき、誰かに触られたような..
縁壱
(き、気づかれている..!?)
だが、依然として嫌だとは思わなかった。
というより、少し嬉しかった。
小鉄に、自分の存在を気付いてもらえて。
心の中の片隅に、誰かに気付かれたいという
承認欲求があったのだろう。
ガタッ
小鉄
(あっ)
小鉄
(死っ__)
小鉄
..、?
小鉄
(なんか、すこしうかんで..)
ガタッ
小鉄
なっ
小鉄
イテテ..
少し、暖かった。
あの一瞬だけ
1人の部屋に、自分以外の誰かがいた気がした
小鉄
さっき、誰かに触れられたような気が...







