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遅れました! ありがとうございます!
続き見たいです
※この作品は
話しごとに
主人公が変わります。
ししゃもSide
百鬼夜行
百鬼夜行
嫌だ。
やめてよ。
なんで私が?
なんで私が
こんな目に···。
百鬼夜行
そう言って
バケツに入った水を
一気にかけてくる。
冷たいよ。
やめてよ。
声にならない声は
誰にも聞こえない。
お願い。
誰か助けて。
苦しいよ···。
辛いんだよ···。
百鬼夜行
やっと終わった···。
制服びちょびちょ。
着替えなきゃ。
教室
誰もいないと
いつもみたいに
苦しくならない。
そうだ。
和菓子ちゃんが待ってる。
早くしないと。
校門前
和菓子
和菓子
遅れてごめんね。
って、わかんないか。
『またやられた。遅れてごめん。』
和菓子
和菓子
まだって言ってるけど
1年前からずっとそうだよね。
私は
1ヶ月で覚えたんだよ?
そろそろ、わかるでしょ?
なに怒ってんだろ。
和菓子ちゃんは
覚えるつもり無いんだし
当然だよね。
上辺だけでも
仲良くしてくれてるんだから
そんなこと言ってられない。
和菓子
うん。
校門前の道路を見ると
あの日を思い出す。
あの日、私は
誰かに突き飛ばされて···。
気づいたら病院だった。
交通事故にあったらしい。
そのときから
私は、声が出ない。
それに、記憶も失ってしまった。
唯一覚えてるのは
誰かに、突き飛ばされた
ということ。
それだけは
鮮明に、くっきりと
記憶に残っている。
誰が突き飛ばしたか
そんなもの、わからないし
わかるわけもない。
学校のみんなの対応は
私が事故にあう前と今で
なんとなく、違う気がする。
記憶がないから
なんとなく、なんだけど
なぜか、そんな気がする。
和菓子
私は軽くうなずいた。
学校のみんなは
私と関わるのを
避けてるように思える。
当然かもしれない。
私は障害者だから
面倒くさいんだ。
私は
いじめられっ子だから
関わりたくないんだ。
和菓子ちゃんは
なんで関わってくれるんだろ。
なんでかなんて、わからないけど
嫌な予感が、するんだ。
続きます。
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