テラーノベル
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大学の授業が終わり、バイト先に向かう。
若井
その途中で、後ろから若井に声を掛けられた。
大森
正直言って、今一番会いたくない人かもしれない。
若井
そんなぼくの心情なんか知りもしない若井はいつもと変わらぬ様子でそう言った。
涼ちゃんと連絡取ってるの秘密にしてた訳じゃないんだ、とか。 好きな人への誕生日プレゼントをなんで人任せにすんだよ、とか。 色々思うところはあったけど、昨日の事を何も知らない若井に、理不尽だとは思うけどすごく腹が立った。
涼ちゃんが今、必要としてるのは、ぼくじゃなくて若井なのに、当の本人は何も知らないなんて…!
大森
大森
若井
大森
感情が抑えられなくなったぼくは、若井に向かって一気に捲し立てる。
急に声を荒らげたぼくに、若井は驚いた顔をしていた。
若井
若井
若井の言葉に更に苛立つ。 ぼくはもう全部知ってるんだから…! 誤魔化すなよ!
大森
若井
若井
若井はしまった!と言う顔で慌てて口を抑えた。
大森
涼ちゃんがぼくの事を…?
聞き間違い、だよね…?
そんな訳…
若井
若井
若井
大森
若井
若井がぼくの家に来た日、ぼくの事を見る涼ちゃんの目で、涼ちゃんのぼくへの気持ちに気付いた若井は、その日から涼ちゃんの相談相手になったのだと説明してきた。
大森
大森
若井
やっと間違いに気付いたぼくは、戸惑う若井を残しバイト先とは別の方向に走り出した。
コメント
8件
いやー🫣続きが楽しみすぎる✊🏻💖
どうなるんだろワクワクが止まらない🥹
複雑‥‥‥!