藤澤
これからどうするかだよね。
ぼくはもう全てバレてしまった涼ちゃんに、先生から説明された事を全部包み隠さず話した。 さっきまで一人で悶々と悩んでたのに、強い味方が出来て、まだ何も解決した訳ではないけど、少し心が軽くなっていた。
大森
そういえば、ぼくがSubだって事…若井には?
藤澤
もちろん言ってないよ!
大森
よかった…
涼ちゃんの言葉にぼくは、ほっと胸を撫で下ろす。
Domの若井には知られたくない。 それは、Subを恥じているぼくのプライドなのかもしれないけど、なぜかどうしても若井にだけは知られたくなかった。
藤澤
あのさ、もし元貴が嫌じゃなかったら、僕とPlayするのはどうかな…?
大森
え、涼ちゃんと…?
藤澤
僕はSwitchだからどっちにもなれるからさ。
藤澤
でも僕、普段Subになる事の方が多いから、Domはあんまり得意じゃないかもだけど…
藤澤
あ、これ、若井には内緒ね!
若井には、普段Domになる方が多いって言ってるから。
若井には、普段Domになる方が多いって言ってるから。
涼ちゃんは人差し指を口元に当てて、少しだけ笑うと、その方がバンドの仲間、友達として上手く回ると思ったからさ、と付け加えた。 それはきっと、多少の自己防衛もあるだろうけど、涼ちゃんは若井に気を使わせたくなかったからと言う理由の方が大きかったように感じた。
そんな優しい涼ちゃんとなら…
大森
…Play、お願いしてもいい?
Playをする事に勿論抵抗はあるけど、SubもDomも経験がある涼ちゃんとなら少し安心して出来る気がした。 それに、知らない人となんて論外だし、今のぼくには涼ちゃんしか頼れる人が居ないから。
藤澤
うん!頑張るよ!
先生の話では、点滴して貰った抑制剤の効力は1週間が限界との事だったので、その間に涼ちゃんと予定を合わせて、ぼくの家でPlayをする事になった…






