俺の名前は久我虎鉄。年上の恋人が塩対応過ぎて、本当に愛されてるのか不安で、高砂の兄貴に、恋愛相談している新規気鋭の極道だ。
久我虎鉄
久我虎鉄
久我虎鉄
久我虎鉄
久我虎鉄
ここまでくれば、塩なんて可愛いレベルじゃない。塩対応通り越して、氷対応だろ、これ。
高砂明夫
久我虎鉄
あれ?今、よくよく思い返してみれば、俺が告白した時も「あぁ、そうか」と返されただけで、好きだとも、同じ気持ちだ、とも返されてない。
「だったら、付き合ってみるか?」と返してきたのみだ。
付き合いだして、変わった事と言えば、週3では会ってる事、合鍵を持っている事、する事はしてる事だけ。俺に対する対応は、付き合う前と付き合った後も一切、変わってない。
てか、あの人なんで俺と付き合ってるんだ?いや、そもそも本当に俺たちは付き合っているのか?
せっかく、高砂の兄貴に恋愛相談のって貰ったのに、俺の中で、別の疑惑が持ち上がり、もやもやしたまま、この日の相談会はお開きとなった。
高砂の兄貴に相談してから、数日たったある日の事。
天羽組長の代理で、小峠が京極組に訪ねてきていた。
久我虎鉄
小峠華太
昨日、泊まった時には、今日来るなど言ってなかった。たまたまシマの見回りに出ようとしたとこで、事務所の玄関で、鉢合わせたのだ。
高砂明夫
小峠華太
高砂明夫
小峠華太
久我虎鉄
小峠華太
今日も今日とて、氷対応される、俺。本当、俺って、あんたのなんなんだ?
帰り道の道中、高砂と小峠は談笑を楽しんでいた。そんな二人を恨めしげな目で見ながら、後を歩く。
そして、テンプレ通り、見送りの途中で、粋がった半グレに絡まれる。
半グレ1
マジ、ついてねぇーな。
半グレ2
久我虎鉄
俺の髪型を馬鹿にした、半グレを返り討ちにすべく、俺は殴りかかる。
次の瞬間、半グレが宙を舞う。
先に行っておくが、俺は殴ってはない。
久我よりも先に、小峠が半グレを殴り飛ばしたのだ。
小峠華太
小峠はドスを効かせた声を出しながら、地面に倒れた、半グレを掴み起こす。
半グレ2
小峠華太
そう宣言すると、半グレを全員、小峠がボコボコにした。特に久我を罵った奴の被害は、尋常じゃなかった。
高砂明夫
小峠華太
小峠は高砂の言葉を不思議に感じ、問い返す。
高砂明夫
小峠華太
久我虎鉄
いや、あんたの愛情表現、めっちゃ分かりにくいっす。
でも、そんな所が、可愛いだとか、好きだとか思ってしまう、俺はきっと末期なんだろな。
おわり
あとがき 私の中の、くがかぶイメージは、振り回される彼氏とツンツンな彼女。個人的に、小峠さん呼びより、小峠パイセン呼びの方が好き。 本当は、もう一つ話をあげる予定だったけど、やべぇ!ノロ貰ったかもしれん(;´д`)体調良ければ、明日あげます。たぶん。
コメント
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好きですありがとうございます(?