初めまして、
私の名前は 鈴鹿 弥音(スズカ ネネ)。
高校2年生で
彼氏は居ないけど、凄くいい友達がたくさん居るの。
その友達と よくRAINのグループで 喋ったりするんだ。
返信もすぐくれるし、ノリもいいから本当に大好き!
こんな幸せな学校生活を そのまま送れると
私は思っていた。
でも、違った。
だから私、
ここから…
飛び降りることを 宣言します。
……え?なんでかって?
それはね……
……………
虐められたからなの……
「虐められている」って ちょっとわかり始めたのが
グループLINEからかな……
ねねぴ❣
ねねぴ❣
ねねぴ❣
ねねぴ❣
ねねぴ❣
鈴鹿 弥音(スズカ ネネ)
鈴鹿 弥音(スズカ ネネ)
いつもなら皆、すぐに返してくれるのに
今日は誰一人として返してくれなかった。
鈴鹿 弥音(スズカ ネネ)
鈴鹿 弥音(スズカ ネネ)
皆から聞いた習い事などの予定を当てはめてみるが、
急用がない限り 皆返信出来ることが分かった。
鈴鹿 弥音(スズカ ネネ)
鈴鹿 弥音(スズカ ネネ)
鈴鹿 弥音(スズカ ネネ)
鈴鹿 弥音(スズカ ネネ)
とりあえず、 そのままグループにメッセージを送り続けた。
ねねぴ❣
ねねぴ❣
ねねぴ❣
ねねぴ❣
ねねぴ❣
ねねぴ❣
ねねぴ❣
この後にも グループに大量にメッセージを送ったが、
やっぱり返事は無かった。
鈴鹿 弥音(スズカ ネネ)
鈴鹿 弥音(スズカ ネネ)
鈴鹿 弥音(スズカ ネネ)
そろそろ痺れを切らしそうになっていると、
ピロン♪
鈴鹿 弥音(スズカ ネネ)
スマホを手に取り、電源ボタンを押した。
19:32
鈴鹿 弥音(スズカ ネネ)
鈴鹿 弥音(スズカ ネネ)
「√KANNA⋆*͛ ͙͛」… 雪村 叶菜(ユキムラ カンナ) とは
私の大好きな友人の1人である。
……ていうか
中学校からの友達だ。
優しくて、顔立ちも上品で
秀才と言っていいほどに フルートが上手い!
しかし、背がちっちゃいので 私たちは
「背の低いお母さん」 みたいな感じで接している。
√KANNA⋆*͛ ͙͛
ねねぴ❣
ねねぴ❣
√KANNA⋆*͛ ͙͛
√KANNA⋆*͛ ͙͛
√KANNA⋆*͛ ͙͛
ねねぴ❣
√KANNA⋆*͛ ͙͛
ねねぴ❣
√KANNA⋆*͛ ͙͛
√KANNA⋆*͛ ͙͛
ねねぴ❣
√KANNA⋆*͛ ͙͛
ねねぴ❣
ねねぴ❣
√KANNA⋆*͛ ͙͛
ねねぴ❣
√KANNA⋆*͛ ͙͛
ねねぴ❣
ねねぴ❣
ここから何分待っても
叶菜から返信が来ることは無かった。
翌日
鈴鹿 弥音(スズカ ネネ)
いつも通り、ドアを開けた瞬間に大きな声で挨拶した。
そして、いつも通り 皆が返してくると思っていた。
が…
皆は一瞬静かになって こっちを睨んで また話し始めた。
鈴鹿 弥音(スズカ ネネ)
鈴鹿 弥音(スズカ ネネ)
とりあえず、私は 叶菜達の所に行った。
鈴鹿 弥音(スズカ ネネ)
雪村 叶菜(ユキムラ カンナ)
鹿山 涙(カヤマ ルイ)
葉山 美衣沙(ハヤマ ミイサ)
聞こえないふりだった。
鈴鹿 弥音(スズカ ネネ)
わざともう1回挨拶したが
無視。
ずっと無視だった。
本当に嫌われるようなこと……した?
そう思い始めた。
その時、チャイムがなった。
皆が平然と席に戻っていく中、
どうしても違和感が拭いきれない自分がいた。
あ、葉山 美衣沙と鹿山 涙についてだけど、
美衣沙は高校からの友達で 可愛いものが好きで流行りに超敏感な子。
勉強は壊滅的に出来ないが、 そういう所がより可愛い。
涙は美衣沙と対称的な性格をしていて、
正直、お姉さんみたいな感じがする。
もちろん、2人ともすごく優しい子だ。
そのはずなんだけど……
鈴鹿 弥音(スズカ ネネ)
鈴鹿 弥音(スズカ ネネ)
鈴鹿 弥音(スズカ ネネ)
鈴鹿 弥音(スズカ ネネ)
鈴鹿 弥音(スズカ ネネ)
鈴鹿 弥音(スズカ ネネ)
鈴鹿 弥音(スズカ ネネ)
「いじめ」ってやつ?
昼休み
鈴鹿 弥音(スズカ ネネ)
鈴鹿 弥音(スズカ ネネ)
なにか事情を知りたくて、
私は1人になった隙を狙い 叶菜を捕まえて 話をしようとした。
雪村 叶菜(ユキムラ カンナ)
やはり、聞こえないふりだった。
鈴鹿 弥音(スズカ ネネ)
鈴鹿 弥音(スズカ ネネ)
鈴鹿 弥音(スズカ ネネ)
ちょっと怒り気味で言ってみたが
雪村 叶菜(ユキムラ カンナ)
効果はないようだ。
鈴鹿 弥音(スズカ ネネ)
鈴鹿 弥音(スズカ ネネ)
鈴鹿 弥音(スズカ ネネ)
鈴鹿 弥音(スズカ ネネ)
しつこく話をしたが…
雪村 叶菜(ユキムラ カンナ)
何にもない。
もっと話しかけようとすると、
葉山 美衣沙(ハヤマ ミイサ)
雪村 叶菜(ユキムラ カンナ)
叶菜は美衣沙の方に行ってしまった。
そして
何も無かったかのように 楽しく話を始めたように見えた。
鈴鹿 弥音(スズカ ネネ)
鈴鹿 弥音(スズカ ネネ)
今さっきあった事が
嘘のように思えてきた。
もうどうする事も出来ない。
それが分かった私は、 ただ茫然と立つことしか 出来なかった。
1週間後
いじめは収まることはなく 逆に、
私に対するいじめが 段々と酷くなっていった。
最初は無視だけだったのが 今では……
ガラガラガラ…
鈴鹿 弥音(スズカ ネネ)
雪村 叶菜(ユキムラ カンナ)
葉山 美衣沙(ハヤマ ミイサ)
鹿山 涙(カヤマ ルイ)
雪村 叶菜(ユキムラ カンナ)
雪村 叶菜(ユキムラ カンナ)
葉山 美衣沙(ハヤマ ミイサ)
鹿山 涙(カヤマ ルイ)
雪村 叶菜(ユキムラ カンナ)
私に 聞こえるくらいの音量で 悪口を言い始めてきた。
女子生徒
女子生徒
男子生徒
男子生徒
悪口の嵐の中、足早に席に着いた。
鈴鹿 弥音(スズカ ネネ)
鈴鹿 弥音(スズカ ネネ)
急な環境の変化に 泣きたくなってくるが、
なぜかこれが
………………
…初めてじゃない気がする。
過去にもあったような 無かったような……
なにかが思い出されそうで、 出てこない。
凄く不思議な気持ちだった。
続く
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