テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
海先生が来てから大体1ヶ月くらいが経った
最初からいた先生みたいに馴染んで 案の定どのクラスに行っても人気の先生になった
男子生徒
男子生徒
アロハ
男子生徒
男子生徒
アロハ
心臓がドキッとした
男子生徒
男子生徒
言われてみれば確かに当てはまる
勉強が出来て 急な移動だったはずなのに それに完璧に対応している
クラス全員、なんなら 他のクラスの子達のことも覚えて みんなに合わせて話しかけたり行動したり だから人気があるのは間違いない事実だった
男子生徒
男子生徒
男子生徒
アロハ
アロハ
アロハ
男子生徒
そう
俺らのクラスにはアルファがいない
だから俺が万が一、ヒート(発情期)を起こしたとしても クラスのみんなには具合が悪そうに見えるだけで 誰も俺のことには気づかない
でも海先生が本当にアルファだったら…
俺のことに気づいてしまう可能性がある
男子生徒
男子生徒
アロハ
男子生徒
男子生徒
男子生徒
俺は急いでカレンダーを確認した
アロハ
ヒートが定期的にくると仮定すると 今日がまさにその日だった
アロハ
男子生徒
アロハ
男子生徒
男子生徒
男子生徒
アロハ
男子生徒
男子生徒
アロハ
アロハ
男子生徒
ヒートは予測ができない
急に起こることがほとんどで
初期段階のうちに 保健室に運んでもらわないと アルファたちを惹き付けてしまう
保健室に着いたら鍵を閉めて 1回自分で抜いてから帰宅 そうしないと家に帰れない
移動もタクシー以外はダメで 家に着いたらあとは篭もる
そこから1週間はいつも地獄で 波が来ては抜いてを繰り返して 全部自分でひたすら慰める
それが毎月で本当に疲弊する
アロハ
男子生徒
男子生徒
アロハ
俺らは屋上を後にした
教室について少しすると 授業のチャイムが鳴った
アロハ
男子生徒
アロハ
男子生徒
よりによって海先生の授業
アロハ
男子生徒
男子生徒
男子生徒
アロハ
俺は誤魔化した
男子生徒
そんなことを話していると 海先生が教室に入ってくる
海
海
海
いつもの優しい笑顔でみんなにそう言う
きっと大丈夫と半分祈りながら 俺は海先生の授業を受けた
海
海
授業自体はあと10分位で終わる
アロハ
大丈夫だと安心して俺はシャーペンを机に置いた
けれど次の瞬間だった
ドクン
嫌な音が自分に聞こえた
ヒートが始まる前兆の鼓動だった
アロハ
だんだん呼吸も苦しくなってきて 額や首には汗が出てくる
海
海
海先生がみんなにそう聞いた
男子生徒
みんなが頷いた
海
近くにいるアルファは この段階で気づくのかと怖かった
アロハ
海
アロハ
男子生徒
男子生徒
男子生徒
海
海先生が俺に近づく
アロハ
何をするのかと思ったら 俺の顎に手を添えて顔をじっと見てくる
アロハ
触れられただけで身体がひくついた
そのまま先生を見つめてると 先生の目が変わったように見えた
海
海
みんな驚きつつも担任だからと そんなに気にしていない様子だった
海
アロハ
そのままひょいっと抱っこされた
アロハ
海
多くは語らず、海先生は 俺をどこかへ連れてった