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#怪盗キッド
⚔️♠️⚜️哀雷⚜️🗡️🥀
1,010
坂田銀にゃん
318
유키에
31
松田深緒
松田深緒
ーーーーー
高木刑事
佐藤刑事
江戸川コナン
高木も、佐藤も、コナンも。 誰も何も言えなかった。
沈黙が落ちる。 高木は、ただ深緒を見つめていた。
今の深緒にとって、自分が何に見えているのか。 それだけが痛いほど分かった。
高木刑事
深緒は小さく笑ったまま高木を見つめている。 その姿を見て、佐藤が静かに高木へ視線を向けた。
高木もそれに気づく。
ほんの一瞬。迷うように目を伏せて。 そして覚悟を決めたように顔を上げた。
高木刑事
江戸川コナン
高木刑事
江戸川コナン
佐藤刑事
佐藤が思わず声を挟む。 けれど、高木は止めなかった。
高木刑事
松田深緒
高木刑事
深緒の瞳が揺れる。
松田深緒
松田深緒
高木刑事
一つ一つ。確かめるように言葉を置いていく。
高木刑事
深緒の呼吸が止まる。
高木刑事
松田深緒
高木刑事
深緒は、ただ高木を見つめていた。
松田深緒
自分を呼ぶ声も。 顔も。 何もかも違う。
少しずつ。ほんの少しずつ。
記憶の中の兄と、目の前の男が重ならなくなっていく。
目の前にいるのは、兄ではない。
松田深緒
深緒は周囲を見回した。
崩れた橋。立ち上る黒煙。遠くで鳴り続けるサイレン。 そして。
自分のすぐ隣にいるコナン。
江戸川コナン
深緒はコナンを見る。 その顔を見た瞬間、少しずつ記憶が繋がっていく。
松田深緒
深緒の目が見開かれる。
松田深緒
コナンの表情が変わった。
江戸川コナン
江戸川コナン
深緒は勢いよく立ち上がろうとした。
しかし、膝に力が入らない。 身体がふらつく。
高木刑事
高木が咄嗟に腕を支える。
松田深緒
深緒は息を整えながら、高木を見る。
松田深緒
高木刑事
その呼び方に。 高木は小さく息を吐き、安堵したように微笑んだ。
ーーーーー
江戸川コナン
コナンが周囲を見回す。
江戸川コナン
佐藤刑事
少し気まずそうに目を逸らす佐藤。
その隣で、高木が照れくさそうに頭を掻いた。
高木刑事
佐藤刑事
江戸川コナン
コナンは乾いた笑いを浮かべる。
佐藤刑事
佐藤の表情が改まる。
佐藤刑事
松田深緒
かくかくしかじか
ーーーーー
佐藤刑事
佐藤は崩れ落ちた橋へ目を向ける。 深緒もその視線を追った。
松田深緒
松田深緒
佐藤刑事
深緒は腕時計を見た。 残り時間は、刻一刻と減っている。 その時だった。
コナンの携帯が鳴った。
江戸川コナン
画面を確認する。
江戸川コナン
コナンはすぐに通話ボタンを押した。
毛利蘭
電話の向こうから、明らかに動揺した声が飛び込んでくる。
毛利蘭
毛利蘭
江戸川コナン
コナンは落ち着いた声で答える。
江戸川コナン
江戸川コナン
一瞬、電話の向こうが静かになる。
毛利蘭
安堵した声。
江戸川コナン
毛利蘭
毛利蘭
毛利蘭
コナンの表情が険しくなる。
江戸川コナン
毛利蘭
コナンは少しだけ考え。 そして、隣にいる佐藤を見る。
佐藤は意図を察し、小さく頷いた。
江戸川コナン
毛利蘭
コナンは携帯を佐藤へ差し出す。
佐藤刑事
毛利蘭
佐藤刑事
佐藤刑事
毛利蘭
佐藤刑事
佐藤刑事
毛利蘭
佐藤刑事
通話が切れる。
佐藤は携帯をコナンへ返した。
佐藤刑事
佐藤刑事
佐藤刑事
高木刑事
佐藤刑事
2人がそれぞれ動き出そうとした。 その時。
遠くから、ざわめきが聞こえた。
モブ
モブ
モブ
全員の表情が変わる。
江戸川コナン
松田深緒
人の流れに逆らうように勢いよく走り出した。
その先。 数人の一般客が、何かを囲んでいる。
モブ
モブ
モブ
佐藤刑事
佐藤刑事
佐藤の声に、人々が一斉に後退する。
視線の先。 建物の柱の陰に、見覚えのあるケースがあった。
【5】
松田深緒
コナンが駆け寄り、一目散にケースを開けた。
表示されたタイマーは
”07:14”
高木刑事
佐藤刑事
高木と佐藤が目を見開く。
深緒が一歩前へ出た。
松田深緒
松田深緒
高木刑事
佐藤刑事
止めようとした高木を、佐藤が呼ぶ。
佐藤刑事
高木刑事
一瞬だけ深緒を見る。 そして。
高木刑事
佐藤と高木が、それぞれの方向へ走り出す。 深緒はその背中を見送った。
そして爆弾の前にしゃがみ込む。
江戸川コナン
コナンが深緒を見る。
江戸川コナン
松田深緒
深緒の指先が、ほんの少し震えた。 “怖い”
当然だった。
爆風。炎。轟音。
忌まわしき“それ”は。大切な人達を、この世から一片も残さず消し去った。 あの日のことは、何度忘れようとしても消えてくれない。
それでも。
松田深緒
深緒は一度、目を閉じる。
そしてゆっくりと開き、小さく笑みを浮かべた。
松田深緒
江戸川コナン
松田深緒
コメント
3件
最近投稿頻度落ちててすみません🥹 本日2本投稿させて頂きました💪🏻💪🏻
深緒が「高木刑事」って呼び直した瞬間、めっちゃグッときた……! 記憶と現実が重ならなくなるあの感覚、すごく丁寧に描かれてて泣ける。最後の「大丈夫」の一言に、兄の背中を見てきた強さが凝縮されてる感じがした。続きが気になりすぎる🔥