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#怪盗キッド
⚔️♠️⚜️哀雷⚜️🗡️🥀
1,010
坂田銀にゃん
318
유키에
31
ーー深緒が高校生だった頃。
ー萩原家リビングー
テーブルの上には、分解された機械がいくつも並んでいた。 その真ん中で、陣平が黙々と手を動かしている。
松田深緒
少し離れたところに座った深緒は、紙パックのストローを咥えながら、その様子をじっと見ていた。
陣平は何も言わない。 いつもと同じように黙々と機械をいじっている。
ネジを外す。 部品を取り出す。 配線を確認する。 そしてまた組み直す。 深緒は、その一つ一つを目で追っていた。
松田深緒
松田陣平
松田深緒
松田陣平
松田深緒
それ以上返事が返ってくることはなかった。 深緒はむっとする。
それを見た陣平は、ほんの少しだけ口元を緩めた。 そしてさっきまでよりゆっくりと、部品を外し始める。
内部が見えやすいように、機械を深緒の方へ少しだけ傾けた。
松田深緒
いつもそうだった。
教えるわけじゃない。 説明するわけでもない。
ただ。深緒が見ているときだけ、ほんの少しだけ分かりやすくしてくれる。
松田深緒
松田陣平
松田深緒
松田陣平
松田深緒
深緒はじっと部品を見る。 陣平はそれ以上説明しない。
また手元を動かす。
松田深緒
その時、背後から研二の声がした。
萩原研二
松田深緒
萩原研二
研二は嬉しそうに笑う。
萩原研二
松田深緒
返事をするより先に、研二は深緒の手にある紙パックのストローを咥えた。
松田深緒
深緒が声を上げ横を向くと、すぐそこに研二の顔があった。
松田陣平
萩原研二
松田陣平
陣平は息を吐き、また機械へ視線を戻した。
萩原研二
研二がニカッと笑う。
松田深緒
思わず深緒は固まった。
松田深緒
萩原研二
松田深緒
深緒はむっとした顔で残りのりんごジュースを飲み切る。 研二はそんな深緒を見て楽しそうに笑った。
そして陣平がいじっている機械へ視線を向ける。
萩原研二
松田深緒
萩原研二
松田深緒
萩原研二
松田深緒
萩原研二
研二は深緒の手を引き、陣平の横に腰を下ろした。 あぐらをかいた足の上に、深緒を乗せる。
萩原研二
松田深緒
萩原研二
深緒は部品を見つめ、少し考えた。
松田深緒
指先で部品を指す。
松田深緒
萩原研二
研二が目を丸くする。
萩原研二
松田深緒
萩原研二
深緒の顔が少しだけ明るくなる。
萩原研二
松田深緒
萩原研二
研二は部品を少しだけ深緒の方へ寄せる。
機械いじりを1から深緒に教えてくれたのは、研二だった。
けれど、その始まりにあったのは。 物心ついた頃から見てきた、兄の背中だった。
言葉こそ無い。
それでも。 兄が機械をいじっている姿を、その手元を。深緒は何度も見てきた。
部品の扱い方。配線を追う目。
機械と向き合う。その姿そのものを、兄から学んだ。
萩原研二
松田深緒
萩原研二
松田深緒
深緒が目を輝かせる。
萩原研二
松田深緒
即答だった。
萩原研二
研二は嬉しそうに笑った。 その様子を、陣平は横目で見ていた。
松田陣平
松田深緒
松田陣平
松田深緒
萩原研二
研二が笑う。
萩原研二
萩原研二
松田陣平
萩原研二
松田陣平
深緒はもう一度、機械を見る。
松田深緒
萩原研二
松田深緒
萩原研二
研二は一瞬、目を丸くした。 けれど、すぐにいつもの笑顔に戻る。
萩原研二
萩原研二
松田陣平
研二は工具を一つ取ると、深緒へ差し出した。
萩原研二
萩原研二
深緒が工具を握る。 少しだけ緊張したように、機械へ手を伸ばした。
萩原研二
松田深緒
深緒の手が動く。 その横で、陣平は何も言わず自分の作業へ戻っていた。
けれど。深緒が触っている機械の位置が少し低いことに気づくと、何も言わずに台を一つ、機械の下へ差し込んだ。
深緒の手元が見やすくなる。
萩原研二
それに気づいた研二が、ちらりと陣平を見る。 陣平は何も言わない。
萩原研二
松田陣平
萩原研二
深緒は二人の会話など気にせず、目の前の機械に夢中になっていた。
松田深緒
萩原研二
萩原研二
研二は嬉しそうに、深緒の頭をわしゃわしゃと撫でる。 深緒もつられるように笑った。
その姿を見ながら、研二も笑う。
そして陣平も、ほんの一瞬だけ口元を緩めた。
そこへ。
萩原千速
禍々しいオーラがリビング中に漂う。
松田陣平
萩原研二
松田深緒
萩原千速
萩原千速
松田陣平
ーーーーー
松田深緒
深緒は少し笑った。
江戸川コナン
松田深緒
兄と研二の背中を。
松田深緒
ほんの少しだけ、目を細める。
松田深緒
江戸川コナン
深緒は淡々と続ける。
松田深緒
コナンの表情がわずかに変わる。 その言葉の奥にあるものを、コナンは何となく察した。
法医だった深緒が。科捜研で通用するレベルの爆発物の知識を身につけた。
それが何のためだったのかなんて、聞くまでもない。
深緒は、目の前の爆弾を見つめる。
松田深緒
その声に、震えはなかった。
松田深緒
深緒の指先が、タイマーへ伸びる。
松田深緒
江戸川コナン
ケース。配線。タイマー。 深緒は落ち着いた手つきで、一つずつ目で追っていく。
江戸川コナン
コナンは何も言わず、その様子を見ていた。 さっきまでの深緒とは、何かが違って見えた。
恐怖が消えたわけじゃない。 それでも。もう深緒の目には、迷いがなかった。
その時だった。 着信音が鳴る。
深緒は手を止めない。
松田深緒
コナンが深緒の携帯を手にとった。
【降谷さん】
江戸川コナン
江戸川コナン
コメント
5件
久しぶりな気がする昔の平和で尊いやり取り💖不器用だけど優しい陣平と優しく教えてくれる研二が尊い😭💕千速さんの我が家の涼しくなる文明って言い方好き🤭 1日に2つも投稿ありがとうございます🙏今回も最っ高でした🥰続きも楽しみに待ってます👍
深緒さんの「爆発が怖いなら、させなきゃいい」もう名言すぎて発狂したくなりました(?)松田あああああ!!!ツンデレ可愛すぎる