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酒井葉月
なんとなく机の引き出しを開けた
そこにはあの頃ずっと書いていた "思い出ノート"
酒井葉月
酒井葉月
「桜って散るから綺麗なんだよな」 本当に悠翔も言ってた。
酒井葉月
きっと偶然、だって理央くんと悠翔は全然違う。 名前も声も性格も
酒井葉月
高峰理央
理央、いや悠翔は小さく呟いた
葉月と見た桜、葉月と歩いた道、葉月が泣いた顔全部忘れられない。
高峰理央
名前を変えて、別人として生きる。 それが君のそばにいる唯一の方法だった
でも、本当はこうしてまた "君に恋をしてる"それが一番、苦しい
高峰理央