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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

鋭く冷たい瞳が4人を見据えている。

デュース

…ローズハート寮長⁉︎

デュースがピシッと姿勢を正す。

リドル

なるほど、庭園で騒がしい音を立てていたのは君たちだね?

リドルは厳しい表情のまま歩み寄る。

リドル

迷路庭園はうちの寮生たちが大切に管理している場所。勝手に立ち入るだなんて立派なルール違反だよ。

エース

いやいや、俺たちは勝手に入ったわけじゃなくてさ…ティッカーが…

エースが肩をすくめながら言い訳を始める。

リドル

言い訳など聞いてないよ、エース。もちろんルール違反にはそれなりの罰がある。

ケイト

でもリドルくん、今回のことは少し特殊で…

すかさずケイトがフォローに入ろうとするが、リドルの視線がさらに鋭くなる。

リドル

ケイト、君まで軽率な発言をするのかい?

リドルはため息をつきながら4人を見渡す。

リドル

さて、見ない顔のキミ。この騒ぎの中心人物は君のようだが、厳格なハーツラビュルで好き勝手するとはどういうつもりだい?

リオル

俺はリオル。ここハーツラビュルには…ただ迷い込んだだけだ。ティッカーが暴れたのは…その、俺のせいかもしれない、もちろん責任は取るつもりだ。

リドルは少し眉をひそめながら言った

リドル

…わかった、キミの言葉に偽りがないなら、すこし猶予を与えよう。

リオル

猶予?

リドル

今後、迷路庭園を勝手に使用しないと約束し、そして…ハーツラビュル寮生に迷惑をかけないこと。

リドルの声は冷静だが厳格だった。

リオル

わかった。約束するよ。

リオルが頷くと、リドルは満足そうに少しだけ微笑んだ

エース

てか、寮長!
あんなデカいトランプ兵が出るなんてオレら聞いてないっすよ!

リドル

巨大なトランプ兵だって?キミたちもかい?

デュース

キミたち"も"?

リドル

実はキミたちのように巨大なトランプ兵に襲われたという報告が相次いでいてね。今度調べようと思ってたところなんだ。

エース

寮長も知らないってマジで何が起きてんの?

リドル

では、ボクはこれで失礼するよ。次からはもっと慎重に行動すること。次にルール違反をしたら…お分かりだね?

と言い残し、迷路庭園を去っていった。

4人はほっと胸をなでおろし、リオルはティッカーを見つめながら小さくため息をつく。

エース

はぁ、マジでビビった……

デュース

さすがに首をはねられると思った

ケイト

まぁまぁ2人とも終わったことだし、ここはリラックス、リラックス。

リオル

みんな、ありがとな

3人は優しく微笑んだ

ケイト

そういえば、リオルちゃんってどこの寮なの?

リオル

寮?そもそも俺はこの学校の生徒じゃない。別の世界の人間らしい。

ケイト

へぇ、リオルちゃん別の世界から来たんだウケるー!
…って、え?

一同

えーーーーー⁉︎

3人が声を揃えて叫ぶ

デュース

別の世界だって!?

エース

おいおい、デジャヴかよ…そりゃ見ない顔な訳だ

エースが笑い、4人はゆっくりと庭園を後にした。

4人が去った後 庭園の奥にトランプのスートが彫られた 謎の門が出現する……

to be continued……

「NRCと海賊の影」

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