TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

おはよう

一覧ページ

「おはよう」のメインビジュアル

おはよう

1 - おはよう

♥

162

2022年02月12日

シェアするシェアする
報告する

イロハ

おはようそしておやすみなさい

イロハ

ん?突然なにって?ふふっ、あのね

イロハ

ボクは寝るのがだーいすき!

イロハ

3度のご飯よりも、ゲームよりも

イロハ

毎日20時間睡眠!!

イロハ

おふとんの上がいっちばん♪

イロハ

でもねでもね、

イロハ

そんなボクにも、

イロハ

寝ることよりもなによりも、

イロハ

大事なことが、出来ました!

イロハ

それはね、なんと!

イロハ

ボクの初めての恋人なんです!!

イロハ

んふふっ

イロハ

早速ごしよーかい!

イロハ

ボクの彼氏のタカネ君です!!

貴音

ご紹介に預かりました。貴音です。

イロハ

タカネ君っっ!!

貴音

うん、どーした?イロ

イロハ

あのねっ、あのねっ、ボク

貴音

うん、うん。大丈夫、ちゃんと聞いてるよ、ゆっくりでいいから。

そう言って優しく撫でてくれる。

イロハ

うん!...えへへ、タカネ君とお話できたの、嬉しすぎて忘れちゃった!

貴音

そっか、イロは今日も可愛いね。

イロハ

ふふっ、タカネ君は世界一かっこいいね!

貴音

ありがとう、嬉しいよ。

イロハ

うん、ねーね、タカネ君、あのね

貴音

ん?

イロハ

大好きだよ

貴音

うん、俺も。大好きだよ。

イロハ

んふふ〜っ、ずっと一緒にいようね!!

貴音

ッ!うん、約束する。

貴音

ねぇ、イロ

イロハ

なぁに?

貴音

ぎゅってしよっか。

イロハ

うんっ!タカネ君にギューされるの好き!!

貴音

ん、おいで、イロ。

ボクがタカネ君の腕に飛び込むと、彼は優しく抱き締め返してくれた。

イロハ

えへへ...

貴音

イロ?どうした?

イロハ

うん...ボクもう...眠いや...。

貴音

.......そっか、おやすみイロ。

イロハ

うん...おやすみ

ふとおでこに暖かいものが触れた気がしたけど、気のせいだったかな。

ここからは貴音がイロハの過去について話してくれます。

貴音

...俺はイロハ...彩葉と6年前の夏に知り合った。

貴音

それは病院の部屋の中で、

貴音

当時の俺は体が弱く、入退院を繰り返していた。

貴音

その時に隣のベッドに居たのが彩葉だ。

貴音

病気の苦しみや、友達と自由に遊べない不自由さに、俺はいつも塞ぎ込んでいた。

貴音

でも彩葉は違った。

貴音

病院の中とは思えないほど楽しそうに、病気の患者とは思えないほど明るく、輝くように彩葉はいつも笑っていた。

貴音

俺はそんな彩葉に憧れ、病院での多くの時を彼とすごした。

貴音

そんな彼に友達以上の感情を持つようになるのは時間がかからなかった。

貴音

しかし俺は、彼にその気持ちを伝えようとは思っていなかった。

貴音

いつでも明るく輝く彼は、俺の人生の光だった。だからこそ俺が触れては壊してしまう気がした。

貴音

俺の虚弱体質はなくなり、病院で入院することは無くなったが、それでも俺は彩葉と共にいた。

貴音

そんな時間がずっと続くと思っていた。続いて欲しかった。

貴音

半年前のある日、彩葉の病気が急激に悪化したのだ。

貴音

それまでいつでも笑っていた彩葉だったがさすがにこれには暗い顔をしていた。

貴音

それからの彩葉は見ていられないほど痛ましかった。

貴音

笑みは涙に変わり、希望は絶望に変わり、苦しんで苦しんで苦しんで苦しんで。

貴音

その結果彼は、生きることを諦めてしまった。その目の光は失われ、日々のほとんどを寝て過ごすようになった。

貴音

ある日酷い発作を起こした彼は、俺に冗談めいた口調でこう言った。

イロハ

ゲホッカハッ...あはは、このまま寝たら、俺はもう、起きれないかな。
まぁもう、それでもいーやw

貴音

その言葉に俺はどうしようもなく悲しくなって、ついあんな事を言ってしまった。

嫌だ、彩葉、俺はお前が好きだ。 だからそんなこと言わないでくれ。 俺のために生きて欲しい。

貴音

彩葉は少し驚いた顔をした後、昔のような笑顔で受け入れてくれた。

貴音

懸命に治療に取り組むようになった彩葉だったが、それとは裏腹に、彩葉の容態は悪化して行った。

貴音

幾度も重ねた手術のせいか、彼の知能は低下してしまい、子供のような性格になってしまった。

貴音

俺はそれでもいいと思っていた。彼が生きようとしていて、笑ってくれていれば。

貴音

しかし彩葉が苦しんでいる様子を見て、俺はとんでもないことをしてしまったのだと気づいた。

貴音

俺の願いで彩葉を縛りつけて、卑怯なことをしてしまったと。

貴音

だからこそ俺は彩葉の言葉に酷く驚いた。

ずっと一緒にいよう、という言葉に。

貴音

その一言で俺は、きっとなんとかなると、そう思えて仕方がなかった。

貴音

大好きだよ、彩葉。

愛してるよ彩葉、もう何があっても離れない、離さない。

そう心に決めて彼の額にゆっくりと唇を落とした。

戻ります彩葉視点に。

目を覚ますと、タカネ君はベッドの横の椅子に座っていた。

イロハ

おはよう、タカネ君

貴音

おはよう、イロ

どうやら僕が寝てる間、ずっと看病して起きててくれたみたいだ。

タカネ君が無理しないよう、安心させるためにも早く病気を倒さなくっちゃな!!頑張るぞ!!!

イロハ

うん、看病してくれてありがとね!

貴音

気にしないで、恋人だし当たり前だよ(撫

イロハ

そうかな、でもありがとう(撫受

貴音

うん、どういたしまして。

イロハ

さっき寝ちゃったぶん、いっぱいイチャイチャしよーね♡

貴音

分かったw何したい?

イロハ

沢山ハグして、...キスして欲しい、な

貴音

分かった(微笑

そう言うとタカネ君は、そっとボクを抱きしめ、キスしてくれた。壊れ物に触れるように、そっと...

あまりにも優しく触れられて、もどかしい...

イロハ

た、タカネ君...

貴音

ん?ごめんイロ、苦しかった?

イロハ

や、違くて...その...逆で、むしろ激しくして欲しいっていうか.....

貴音

ッッし、したいのは山々だけど、イロの体に何かあったら嫌だしな、ごめんイロ。

イロハ

ううん、無理言ってごめんね、治るまでお預けってことにしよっか

貴音

俺そんなに我慢強くないから、早めにねw

イロハ

ふふん、任せてっ!

その後もボクはタカネ君と何気ない会話を続けていた。

そして突然発作が起こってしまった。

イロハ

それでね...が...あれ?苦しっ、ッは...ァ カヒュッッん、ぐ、ぁう、タ、カネく、ん、い゛ッ う、たすけっ、ぁッは

貴音

イロ!!!?イロ、いろ、彩葉!!しっかりしろ!今応急手当するから。

今までに無いほどの苦しみと痛みでボクは気を失ってしまった。

あぁ、ボクはもうタカネ君とは会えないのだろうか、約束を、守れないのだろうか。嫌だな。生きたい。

医者

ーーーーっ!

医者B

っ!?ーーー!!

医者

ーーだが、ーーなおーー!!

医者B

ーいーーーーーーます!

医者

ーーーーーーーー。

貴音

っ!!ーーーーーーーか?

あぁ、タカネ君が泣いてる、どうして泣いてるの?泣かないで、ボクは笑ったタカネ君が大好きなんだ。

目を覚ますと僕は、いつものベッドの上にいた。

イロハ

あれ、僕は...

貴音

あ!彩葉!おはよう!

イロハ

貴音君、おはよう

貴音

大丈夫?苦しくない?痛いところはない?

イロハ

うん、......??

痛いところはない、苦しみもない。 全くもって、不自然なほど。

もう最近は、起きているのも嫌なくらい、常にだるさがあったのに、それが今は全て消えている。

イロハ

苦しく、ない。痛くも、ない。な、なんで...?

貴音

今回の発作で起きた症状が、前回までと違って、今まで病名が分からなかったけど、それがきっかけで治す方法が見つかったって、だからもう大丈夫だよいろ、治ったんだよ!

イロハ

治っ...え?な、病気が?

貴音

うん!おめでとう彩葉、ほんとに嬉しい、良かった...。

信じられない。本当にそんなことが?

段々と状況を受け入れられるようになり、じわじわと喜びが込み上げてきた。

イロハ

僕っ、ぼくっ、ほんとに治ったんだ!

貴音

うん、うん!

イロハ

あ、そうだ貴音君、あの時の約束。治ったらキスするってやつ。

貴音

ん、しよっか、キス。...チュ

イロハ

ん...

貴音

チュ..ンチュ...(舌絡

イロハ

ん...ふっ、ァん

段々と激しくなっていく。

イロハ

んんっ、ん゛ッむゥ、んむッ

イロハ

まっ、タカネくっ...んぅ、ちょっ、とタンマ...ぷはっ

貴音

あ...ごめん彩葉、止まんなくて。

イロハ

んーん...大丈夫、ちょっとびっくりしただけ、、だから。その、気持ちよかった....し。

貴音

ふふwそれは良かった。急に負担かけるのは危ないから、少しづつ慣らしていこうか。

イロハ

うん....

僕これ大丈夫か?病気治ったのはいいけど、違う意味でやばくない?

貴音

ん?どうした?(にこ

...まぁいいか、貴音君が笑ってくれるなら。そう思って僕は満面の笑みを浮かべて返した。

イロハ

んーん!なんでもないっ!

イロハ

おはようそしておやすみなさい

イロハ

僕は寝るのがだーいすき!

生きる意味が分からなかった。

イロハ

おふとんの上がいっちぱん♪

何も考えずにぼーっとしてたら少しでもこの痛みは消えるかな?

苦しいな、生きるのって辛い

イロハ

でもねでもね、

でも

イロハ

寝ることよりも、何よりも

何も考えずに生きていた僕に

イロハ

大事なことが、出来ました!

再び生きる意味を、喜びを君が僕にくれたから

だから今日も、明日も明後日も君に

イロハ

おはよう!貴音君!!

貴音

あぁ、おはよう彩葉

愛してる。

ヌッシ

やぁやぁみんな

ヌッシ

途中長くてごめんなさーい

ヌッシ

そしてお久しぶりでーす!!

ヌッシ

やっと受験が終わりやした

愛瑠

おぉ、お疲れ様

ヌッシ

愛瑠〜!!久しぶり!

愛瑠

久しぶり

ヌッシ

会いたかったよー!

愛瑠

俺もだよ

ヌッシ

はっ!愛瑠さんの貴重なデレ...

愛瑠

るせぇ

ヌッシ

てへ
俺今日小説書く時久しぶりすぎて色々ミスった...

愛瑠

まぬけめ

ヌッシ

うるさいわ

ヌッシ

ふん、おつきょー(💢 ^ω^ )

愛瑠

wwwwおつ

この作品はいかがでしたか?

162

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚