何故だろうか .
殺されても殺されても
また
この日に還る
今回は5度目の人生
どうせまた 殺されるんだから
彼奴らの心を奪って
好き勝手やって 死んでやろう
あわよくば生きたい
その為に
弱い私を捨てるの
ペットボトルを
湊君に返し
笑顔で言った
奏
奏
みんなの顔は 硬直している
何故今までコレに 騙されてきたのだろう .
奏
私達は歩き始めた
デパートに向かう途中
私の命を狙う輩が 現れた
なんで ?
今までの人生は こんな事なかったのに .
玄関前で話して 時間を消費したから ?
でも
結局この人達は
私の事を守る気なんて 無いだろう
私を狙うのに
ボディガードが 邪魔だと思ったのか
其奴らは刀也君に 向かって銃を撃った
咄嗟に体が動き
庇うように 刀也君を突き飛ばした
避けきれず
私の足に銃弾がかすった
血飛沫が少しだけ上がる
切り傷のように なっているだけで
大した怪我ではないだろう。
そう思っていたのに
気づくと私の目から
涙がこぼれ落ちた
奏
あれ 、まだ弱い私が
居たんだ
もう捨てた筈だったのに
次にターゲットに されたのは私
銃の焦点が私に向く
ギュッと目を瞑って
また死ぬのかな
とぼんやり考えていると
刀也君に体を 引き寄せられた
剣持
奏
剣持
奏
耳から得た情報は
銃声と殴るような音
剣持
目を開けると
急な眩しさに
くらっとした
ベンチに座らされ
刀也君に
足を手当てしてもらった
何故この人が
私を守ったのだろう
剣持
奏
奏
剣持
奏
奏
剣持
剣持
初めてこの人の
柔らかい笑顔を
見たかもしれない .
コメント
21件
剣持さいこうじゃん
剣持やるじゃねぇか! てか神作品ありがと~!!!!!!!!!!!
あーら言剣持さーん やるじゃなーい