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日奈
143
燃 !!
118
junp_Sn-Fk.
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キャラ紹介
浅葱 志希
高校3年生 透明感のある綺麗な顔立ち 周囲の『理想』という仮面を被ってる
黒羽 理久
高校3年生 鋭い瞳で危険な雰囲気がある 圧倒的に自己を持っている
浅葱 志希
俺はガラスに映る自分の顔を見つめていた
整った髪、乱れがないシャツ、張り付いたような笑顔
幼い頃から聞き飽きた言葉が、頭の中で何回も反響する
浅葱 志希
ここは高級ホテル
両親が設定した『有益な人間関係を作るためのパーティー』の最中だ
周りのくだらない褒め言葉や視線が、俺を締めつけていく
浅葱 志希
この場所はまるで「綺麗な水槽」だ
外からは美しく見えるけど、中にいる俺は窒息しかけている
浅葱 志希
そんな事を心の中で叫んでも、誰も気づくはずがなかった
__ その時だった
黒羽 理久
浅葱 志希
背後から低い声が聞こえた
驚いて振り向くと、黒い革ジャンを来た男 _ 黒羽 理久が立っていた
圧倒的な存在感
浅葱 志希
浅葱 志希
黒羽 理久
黒羽 理久
理久はニヤリと口角を上げると
周りの客など気にせず、俺の腕をガシッと掴んだ
浅葱 志希
浅葱 志希
黒羽 理久
黒羽 理久
浅葱 志希
浅葱 志希
理久は俺の耳元に顔を近づけて囁いた
黒羽 理久
浅葱 志希
浅葱 志希
黒羽 理久
黒羽 理久
警備員
警備員
浅葱 志希
俺の父親が雇ったであろう警備員が、異変に気づいて駆け寄ってきた
会場が一気に騒がしくなり、冷ややかな視線が一斉に集まった
黒羽 理久
黒羽 理久
理久は警備員を一度も見ず、ただじっと俺の瞳だけを見つめていた
その瞳には、激しい火が宿っている
浅葱 志希
黒羽 理久
黒羽 理久
浅葱 志希
黒羽 理久
黒羽 理久
黒羽 理久
浅葱 志希
理久の手のひらから伝わる熱が、俺の冷えきった手を温める
仮面を脱ぎ捨てる恐怖
だけど、それ以上に
浅葱 志希
俺ら固く結んでいた唇を開いて、理久のシャツの胸元を強く掴んだ
浅葱 志希
黒羽 理久
浅葱 志希
浅葱 志希
黒羽 理久
黒羽 理久
理久が美しい笑みを浮かべた瞬間 _
ガラァンッ!!
理久は、近くにあった大きな鉢植えを蹴り飛ばして大きな音を立てた
悲鳴があがって、パーティー会場がパニックになる
黒羽 理久
浅葱 志希
理久は俺の手を強く握りしめ、走り出した
ホテルのエントランスを突き抜け、夜の街へ飛び出す
冷たい風が、俺の頬を撫でた
走る度に、胸の奥で固まっていた何かが壊れていくのが分かる
苦しいはずなのに、呼吸が、さっきまでの何倍も楽だった
浅葱 志希
浅葱 志希
俺が呟くと、前を行っていた理久が振り返って繋いだ手にさらに力を込めた
黒羽 理久
黒羽 理久
黒羽 理久
浅葱 志希
浅葱 志希
夜に響く俺たちの足音
危険で楽しい日々が、今始まった
コメント
1件
うわ、これすごい……「透明な水槽」ってタイトルがもう刺さる。志希の息苦しさがこっちまで詰まってきそうだったのに、理久があの場面でずかずか入ってきて「助けろってSOS」って言い当てた瞬間、鳥肌立った。ガラスをぶち破る象徴も熱いし、最後の夜の街に飛び出す開放感がたまらない。この先2人がどう壊れて、どう生きるのか気になって仕方ないです。翠琉さん、重くて綺麗な世界観、本当に好きです。