天月side
天月
っていうか、天月''くん'' って、 呼んだ……?
和解しようとしてくれてるのかな……
まふまふ……くんは、 その場に正座をする。
そして、真剣な目を俺に向けた。
こんなに、 綺麗な赤色してたんだな……
まふまふ
まふまふ
そして、そのまま ゆっくり頭を下げる。
天月
そらるさんを……?
天月
思わずまふ君を揺さぶる。
敬語を使ったり、 他人行儀にしたり。
敵だからって 気を使ってる余裕なんて、 なかった。
まふまふ
まふまふ
まふ君は、悲しそうに笑う。
まふまふ
まふまふ
天月
まふ君は、ゆっくり頷く。
まふまふ
まふまふ
まふまふ
『助けて。』
声にならなくても、分かった。
天月
天月
まふ君は、勢いよく顔を上げる。
まふまふ
まふまふ
まふまふ
血塗れの短刀が目に浮かぶ。
うん。確かにあれは怖かった。
でも……
天月
天月
まふまふ
まふ君が真っ赤になる。
まふまふ
天月
思わずにやにやしてしまう。
まふまふ
まふまふ
まふまふ
天月
まふ君と仲良くなれた気がして、 嬉しかった。
まふ君との稽古は……
死ぬかと思った。
まふまふside
あ〜、楽しかったぁ〜!
久しぶりに稽古したなぁ〜!
天月くんは、 かなりへとへとだったけど……
仲良くなれた気がするし……
僕たち、意外と歳が近いんだよね〜
まふまふ
思い出すと、思わず笑ってしまう。
そらるさんのことも いっぱい聞かせてもらったし!
代わりに96ちゃんのこと 教えてあげたら、 凄く恥ずかしがってたなぁ…笑
『俺は別に好きじゃないよっ!!』 って。
顔真っ赤だったけどねぇ〜
あーあ、もっと早く 仲良くなりたかったなぁ~
僕がもし、 北の大名の人間だったら……
そらるさんのことも、 もっと知れたのにな……
まふまふ
そらるさん………
外を見ると、 月は半分だけ光っている。
満月の夜まで、あと七日かぁ……
明日、会いに行こうかな。
まふまふ
まふまふ
僕は布団に入って、 ゆっくり、眠りについた。
そらるside
俺は寝る前に外を眺める。
半分になった月が、輝いている。
満月まで、あと七日ぐらいかな。
満月になったら、 会いに来てくれるかな…?
俺が言ったこと、覚えてるかな……?
俺は目を閉じて、 あの忍びを思い浮かべる。
そらる
そらる
そらる
そらる
俺は少し笑うと、
障子を閉め、眠りについた。
ノンカフェイン
ノンカフェイン
ノンカフェイン
ノンカフェイン
ノンカフェイン
ノンカフェイン
ノンカフェイン
ノンカフェイン
ノンカフェイン
ノンカフェイン
ノンカフェイン
ノンカフェイン
ノンカフェイン
ノンカフェイン
ノンカフェイン
コメント
9件
www
凄…文才が隠せてないぞ、君。 最後に番外編がいいな~
待ってました!٩(≧ω≦”)ง 今回も凄い.......【ゴクリ】゚ω゚;) 番外編は、私はまふくんの話は、話の途中?というか、その、話の間に出してほしくて、そらるさんも話の間がいいです ノンカフェインさんはどう思ってます? 教えて下さい✩°。⋆⸜(* ॑꒳ ॑* )⸝