サカナ
サカナ
サカナ
サカナ
サカナ
サカナ
サカナ
アメリカ
日帝
日帝
アメリカ
日帝
日帝
私の日本とにゃぽんを酷い目に遭わせるとは…
あの人形、次会ったら覚えてろよ
にゃぽん
日帝
アメリカ
日帝
にゃぽん
日帝
日帝
アメリカ
日帝
日帝
にゃぽん
にゃぽんは不安そうにうつむき、体を縮こめている
早く解決してやらないとな…
アメリカ
日帝
アメリカ
私と米国はにゃぽんを間に挟み、寝ずに警戒することにした
不安がっていたにゃぽんも、少しすると眠ってしまった
私はにゃぽんの頭を撫でながら、周囲を見渡す
アメリカ
アメリカ
日帝
日帝
アメリカ
アメリカ
日帝
こいつは大人しくできないのだろうか
米国は生意気にも私の頬を指で突いてくる
少なくとも、油断しているのは確かだ
日帝
アメリカ
日帝
日帝
アメリカ
こいつ、やはり言動一つ一つがうざい
何故わざわざ煽りを入れてくるのか、私には理解できないな
近くの障子から光が差し込み、朝になったと理解する
その間、一晩中「ホホホ」という笑い声が聞こえ続け、普通に見張りをするより疲れた
日帝
アメリカ
にゃぽんは今もすやすやと眠り、昨夜の体験をせずに済んで安心した
日帝
日帝
アメリカ
日帝
気配を探るも、不可思議な気配はしない
私はにゃぽんを抱えて外出し、米国と共に車に乗り込み、寺へと走らせた
アメリカ
アメリカ
日帝
アメリカ
日帝
先日も世話になった寺へ着き、私たちは車を降りた
まだ寝ぼけているにゃぽんを背負いながら、寺の中へ進む
アメリカ
日帝
アメリカ
アメリカ
日帝
アメリカ
アメリカ
日帝
そのように米国と言い合っていると、縁側から日本が走ってくるところが見えた
日本
日帝
にゃぽん
たったったっと軽い足取りで私たちの側まで来た日本は、涙ぐんでいた
寂しかったろうに、怖かったろうに、私は自分が不甲斐なくて仕方がなかった
アメリカ
日本
日帝
にゃぽん
日本
日本
住職
日帝
住職
住職殿は米国を見た
前回世話になった時、私は娘と息子が1人ずついると言っていたため、該当する人物が見当たらなかったのだろう
日帝
日帝
アメリカ
住職
住職
アメリカ
にゃぽん
にゃぽんが少し悲しそうな顔をして聞くと、住職殿は答えた
住職
住職
アメリカ
アメリカ
住職
住職殿は人を呼ぶと、米国は別室へと連れて行かれた
住職
住職
住職
日帝
住職
住職
住職
住職殿は語り始めた
住職
住職
日帝
住職
住職
住職
日本
住職
更に住職殿は、 ・子供のような姿 ・笑い声 ・おかしくなって笑いながら泣く
というひょうせの特徴を話してくださった
日帝
住職
住職
住職
日帝
にゃぽん
日本
日帝
何度も被害に遭わせた私が言っても、もう説得力などないが
私にできるのは、この子たちの盾になることだけだな
住職殿が他の住職殿を呼んでくると、早速私たちを見てくださった
私を見た時に驚いたような顔をされたが、呪物的なものが原因ではないかと言われた
根拠は少ないが、妖怪やその類とはまた違う気配を感じる、というよりそうでないと近づけはしないと
そして呪物的なものだとすると、祈祷で縁を切ればどうにかなるかもしれないこと
できることならば人形の供養もしたいこと
そういう話でまとまり、少しばかり滞在させていただくことになった
なお、米国は特に縁ができているわけでもなさそうとのことで、すぐに帰らされた
父さんたちが対処を話し合っている間に、僕はお寺を見たいというにゃぽんを案内していました
にゃぽん
日本
にゃぽん
我が家は遥か昔からある家なので、お寺と同じくらいの歴史はあると思われます
僕たちのお祖父様にあたる江戸さんは幕府でありましたので、めちゃくちゃお金持ちだったんですね
正直家の広さと変わりません
日本
にゃぽん
にゃぽん
小さな野花を兄妹で見ていると、聞き覚えのある声が聞こえてきました
ホホホ…ホホホ…
日本・にゃぽん
何やら背後から聞こえるような気がして、僕たちはゆっくり後ろを向いた
いない
ホホホ…ホホホ…
にゃぽん
にゃぽん
日本
にゃぽん
辺りを見渡しても何もおらず、その場に右往左往する僕たち
すると突然、にゃぽんが僕の手を引っ張った
にゃぽん
日本
屋根の上を指すので少し見てみると、
首が伸びた人形が逆さまになって、僕たちを見下ろしていました
ゾッとした僕はにゃぽんに手を引かれるまま、今までにないくらい全力で走りました
ホホホ…ホホホ…
にゃぽん
日帝
にゃぽん
日本
障子を壊しそうな勢いで開け、青ざめたにゃぽんと日本はそう言った
あいつとは、十中八九人形だろう
住職
私は襖を閉め、2人を中心に座り込んだ
住職殿たちはすぐに経を読み始めた
しばらくすると、天井の方からあの笑い声が聞こえてきた
ホホホ…ホホホ…
ホホホ…ホホホ…
経を読む声と笑い声が混ざり始め、コツコツと何かを叩くような音が聞こえてきた
日本
にゃぽん
日帝
震える2人を抱きしめ、こんなに怖がらせる原因に殺意が湧いてきた
声が聞こえなくなると、私たちの緊張は一気に解れた
日本
しかし安堵した瞬間、またあの声が聞こえてくるようになった
今度は、庭の方からだ
ホホホ…ホホホ…
ホホホ…ホホホ…
薄暗くなり始めた障子に、あの人形であろう頭の影が映る
ゆらゆらと揺れながら、不気味な笑い声を立て続ける其奴
にゃぽん
にゃぽんがそう零した時、疲労や睡眠不足や恐怖もあったのだろうが、私の中で何かがプツンと切れた
揺れる人形を見ているとなんだか苛立って、無性にしばいてやりたくなった
そしてついに我慢できなくなり、経を読む住職殿の横の燭台を手に取った
軍刀を使えば良かったのだろうが、妙なものに触れさせたくないと思ってしまったからだ
日本
にゃぽん
日帝
日帝
日帝
蝋燭がついたままの燭台を持つ手に力を込め、思い切り障子を開けた
目の前には、あの人形の顔
一瞬恐怖が過ぎるも、元々短気である私は怒りが勝った
日帝
と叫び、燭台を振り下ろした
バキッ
先端に人形の顔がめり込み、そのまま薙ぎ払ってやった
にゃぽん
庭に出した人形を見て、何故か更に苛立った私はまた燭台を振り下ろした
バキッ バキッ!
破壊音を鳴らしながら、私は面白くもないのに笑いたくなり、泣くことはないのに泣きたくなった
明らかにまた異常な状態になりつつあるのだが、子供たちの為と心の中で言い聞かせ、手は止めなかった
バキッ
バキッ
バキッ
日帝
日本
にゃぽん
日本
力を込めて振り下ろし続けていると、残っていた蝋燭の火が燃え移ったらしい
既にボコボコになった人形はプスプスと煙を上げ始めたが、まだまだ笑い声は響いていた
ムカつくので一層力を込めて殴りつけると、
メキッ!
という音がして、途端私の感情は無になった
何故苛立っていたのかわからなくなり、止まらなかった涙も笑い声も止まった
日帝
冷静になって人形を見返すと、とんでもない有様になっていた
顔は最初の1、2撃でダメージが入っていたのだろう
顔はメコメコ、服は黒焦げ、守ろうとした子供たちには困惑されていた
日本
日帝
にゃぽん
今だ燃える人形に砂をかけながら、にゃぽんはドン引きしていた
その間も経を読んでいた住職殿たちは、読み終えると、残骸にしてしまった人形を回収して調べることになった
ひとまず札を貼って本堂に安置し、その日は泊まらせてもらうことに
翌朝、私たちは本堂に呼び出され、事が済んだことを伝えられた
理由は不明らしい
住職
住職
にゃぽん
住職
住職
住職
日帝
住職
住職
住職
日本
日帝
にゃぽん
江戸
朝、太陽の光で目を覚ます
ゆっくり起き上がると、隣に何かあることに気がついた
江戸
そう、先日失くした人形だ
江戸
ボコボコになっている人形を見てショックを受けたが、わしは本当にどこへやったのだろう
家中探しても、海と空に頼んでも見つからなかったのに…
こんなこともあるんだな
江戸
これは大洪水が起きた時、小さな娘が持っていた人形だ
その子は亡くなってしまい、わしが綺麗に直して供養していたのだが…
江戸
江戸
傷を調べていると、首の部分に違和感を覚えた
江戸
何か妙な模様が刻み込まれていたが、少女の名前と年号は残っていた
まあ、名前の方はほとんど消えていたが
江戸
江戸
江戸
前よりも綺麗にしてやろうと決め、わしは布団を片付けた
コメント
11件
とても面白かった、ほんとに。 でも今の時間に見るもんじゃなかった、、うん、怖かった (現在12:24)
続き待ってます!✨
oh......日帝君凄い……つおい……怖い……その強さに敬礼……∠(`・ω・´)ビシッ