コメント
15件
続き待ってます
続きまってます! 最高でした!
(‘ω’)ミンナデエエ↓ワンダァ↑ホォォォォォォイ↓wwwww(BL厨過ぎて語彙力無くなった奴)
僕は
ベタベタな体を
洗う為に
さとみくんが
用意してくれた
お風呂へ入る。
タオルは
いつも綺麗なものを
置いてくれるし
泊まる時は
服だって出してくれる。
どうせさとみくんは
女の子にはいつもそうしてるのだろうけど。
だから彼は
女の子には困ってないはずだ。
困ってないはずなのに
なんで
僕みたいなガキに
構ってくれるのだろうか。
浴槽にはたまに
お湯が張ってくれる
その度に
僕って結構
大事にされてるのかな。
そんな勘違いをしてしまう。
僕の勘違いのはずなのに
僕の心の中では
もしかしたら
大事にされているかもしれないという
淡い期待を抱いてしまう。
ころん
熱いお湯の中で
膝を抱える。
僕のことなんか大事にしちゃって
きっとバカなんだ。
僕らの関係って
ただのお互いの性欲処理じゃないの?
それなのにさ
僕のことなんか大事にしちゃって。
期待する僕が
悪いんじゃないんだよ。
期待させるようなことをする
さとみくんが
悪いんだよ。
バカみたいに流れてきて
止まらない涙で溺れそうになるから
僕は大急ぎで
お風呂から出るのだった。
さとみくんは
続きが欲しいなら
ここにいろみたいな
ことを言っていたが
僕はここに来た以上
朝まで帰らないことは
分かりきっているはずだ。
でも多分
さとみくんは
朝まで帰ってこない。
下手すりゃ
1日帰ってこない可能性だってある。
ころん
真っ暗な部屋に
冷たいベッド。
僕の準備は
とっくに出来ている。
だが肝心の彼が
帰ってこなかったら
意味がないのだ。
ころん
僕は小さな
ため息をつく。
すると
僕が着ている服から
さとみくんの匂いがした。
さとみくんの
独有の太陽のような匂いと
大人のような香水が
混じった匂い。
僕はこの匂いが
好きだ。
嗅いでいて
とても安心する。
僕が彼の匂いを
堪能している時
暗い部屋の出口付近から
鍵を開ける音がして
ドアが開く音がして
靴を脱いだ音がした。
僕が反射的に
起き上がると
タイミングよく
部屋も明るくなる。
さとみ
さとみ
ころん
さとみ
ころん
さとみ
さとみくんは
お酒が入っているのか
随分と上機嫌で
僕を押し倒して
せっかく着た服を
乱暴に脱がす。
ころん
涙の浮かびそうな
目元を腕で隠す。
もちろん力は
さとみくんの方が上だ。
僕の腕も簡単に
剥がすことが出来る。
僕はちらっと
彼を見る。
そして驚く。
いつも笑っている彼が
今日は珍しく
笑っていなかったからだ。
さとみ
ころん
さとみ
さとみ
ころん
知らないよ。
そう言ってやりたいけど
今はやめておこう。
そう思った瞬間
僕の口は
さとみくんの口によって
塞がれてしまう。
ころん
さとみくんの体温が
僕にまで伝わってくる。
気持ちいい。
心の底からそう思う。
彼とのキスは
悔しいほどに気持ちいいのだ。
そして
何度かキスをして
ようやくさとみくんの口が
僕の口から離れた。
ころん
さとみ
さとみ
ころん
さとみ
ころん
そんな他愛もない話を
したのもつかの間
さとみくんは
急にズボンを脱ぎだし
そして僕の穴に
思いっきりぶち込んだのだ。
ころん
いくら解したとはいえ
いきなりぶち込まれたら
痛いものは痛い。
僕は喘ぎ声か叫びなのか
よく分からない声を出しながら
必死にシーツを握る。
さとみ
ころん
さとみ
そう言われて
瓶を渡された。
ころん
さとみ
僕は言われるがまま
瓶に入ってる液体を飲む。
その瞬間
舌に痺れるような苦味が襲った。
ころん
それはなんとも言えない味だ。
でも苦いことだけは分かった。
ころん
さとみ
ころん
理解が追いつかない。
何?どういうこと?
今飲んだ液体は
僕の精○?
ってことは、僕は
自分の精○を
飲んだってこと?
僕は顔が一気に
真っ青になった。
ころん
さとみ
ころん
ころん
さとみ
ころん
僕は全力で
さっき飲んだ液体を吐き出そうと思った。
だが飲み込んでしまったから
出てこないのだ。
マジでふざけんなよ。
心の中で悪口を
言いまくっていると
さとみ
ころん
さとみ
さとみ
そう言って
彼は僕の横で平然と
眠ってしまった。
色々言いたいことがあるが
僕は自分の尻を見る。
良かった。
尻には何にもなかった。
ホッと胸を撫で下ろす。
だがお尻は今も
ジンジンとした痛みが残っている。
ころん
優しくお尻を摩る。
摩りながら
僕の隣で気持ちよさそうに眠っている
さとみくんを見つめる。
ころん
そう問いかけても
もちろん答えはない。
さとみくんが
何をしたいのか
全然分からない。
大事にされてるって
勝手に期待している
自分が嫌になる。
さとみくんにとって
僕はただの暇つぶし。
ころん
僕は彼に身を寄せる。
1人ではない
暖かな布団は
それだけで安心させてくれる。
君が隣にいるだけで
嬉しいし
安心するんだよ。
それなのに
さとみくんは
すぐ僕の前から消えてしまう。
しかもすぐ戻ってくるし。
僕はそんなさとみくんが.......
ころん
小さく呟く。
さとみくんは
確かに寝ているはずなのに
僕が呟いた瞬間
僕の事を抱き寄せてきた。
今僕は
"大っ嫌い"な
君の胸の中にいる。
息を吸い込むと
彼の匂いがする。
その時僕はなんだか
さとみくんをからかってみたくなった。
ころん
その瞬間
さとみくんの頬が
若干赤くなった気がして
嬉しくなる。
ころん
僕は素直じゃないから
"大っ嫌い"なんて
言ってしまうけど
本当は君のことが
世界で1番"大好き"なんだよ。
でもきっと
このことを彼が知ることはないだろう。
だって僕は言うつもりはない。
この恋は
自分で解決しようと思う。
だってどうせさとみくんに
この事を言ったって
叶わないって決まってるからね。