カタカタ……
カタ………………
優美
ん……
優美
ここ、は?
急に頭に激痛が走る。
優美
ッアッ……?!
優美
待っ……いた、い。
???
…………
???
……大丈夫ですか?
優美
うぇ、?だ、れ???
優斗
僕は渡辺 優斗と申します。
優斗
激痛の中申し訳ありませんが、名前をお伺いしてもよろしいでしょうか?
優美
私は………、、、あ、あれ?
優斗
どうしました?
優美
思い出せないの
優美
名前は優美、そこしか覚えていないの、思いだせないの
優美
どうして、?
優斗
……
優斗
優美さん、貴方は記憶の欠片を失ったみたいですね。
優美
記憶の欠片、?
優斗
僕は……
優斗
これ、見てください。
優美
?!!!?
少年をよく見ると右腕が無い状態だった
優斗
僕は……右腕を失いました。
優美
なんで、、なんでなんで、!!
優美
やだ!帰りたい!も、帰りたいわ!!
優斗
落ち着いてください
優斗
怖いのはわかりますが、聞いてください。
優美
無理無理無理!落ち着いてなんかなれないわよ、!
優斗
ここ、
優斗
草原みたいになってますよね?周りは
優美
う、うん
優斗
けれどよく見てください
周りをよく見たが、代わりもないただの草原だった
優美
ただの草原ですわよ……?
優斗
生き物が、いません。
優斗
僕ら、人間以外。
優美
……
優美
……?
優斗
見てください、ほら
優斗
空や、土、草の中を見ても
優斗
鳥も
優斗
虫も
優斗
動物もいません
優美
たしかに、、周りを見ても私達以外の生き物は何もいないわね、
優美
な、ぜ?
優斗
シッ、静かに。
優美
あ、はい
優美
……
優美
……え
優美
風が、ない。
優斗
……
優斗
僕は多分、1、2年前からここに居ます。
優斗
時計がないし、分かりませんがね
優斗
そこで日々築いたことがあるんです
優斗
ここは
優斗
架空の世界だと