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SCPをのんびりご紹介〜❗️

第67話 - SCP-248-JP アンチマヨネーゼ！

2020年12月14日

#SCP

#解説

銀茶　🌙💙🍵/御茶民

玲

さて、今回紹介するSCPは…

ミヤ

ちょっと待った

玲

ん？何だ？

ミヤ

いや、なんかいつもと違くない？

玲

んー？いつも通りだろ？

ミヤ

いや、絶対違うでしょ

玲

んー？わからん…
アイコン変わったぐらいしか変わってないだろ

ミヤ

それよ！

玲

あぁ、これのことか

玲

これはこちらの翔さんから
私達の見た目としていただいた！

ミヤ

ありがとうございます！

玲

こっちが私で

玲

ミヤがこっちだな

ミヤ

かっこいい！

玲

うむ、すごくいい感じだ！

ミヤ

ありがとうございます！！

玲

今回はそんな翔さんに決めてもらったテーマのSCPだ

玲

というわけで今回紹介するSCPは
SCP-248-JP アンチマヨネーぜ！

玲

オブジェクトクラスはEuclidだ

ミヤ

ここ最近のメタタイトルってネタ系多くない…？

玲

まぁ日本支部の多くはこんな感じだぞ

玲

SCP-248-JPはSCP-248-JP-1とSCP-248-JP-2の二つで構成されている

玲

SCP-248-JP-1は「アンチマヨネーゼ！」とタイトルされた製作会社及び出演者不明のDVDで。
DVDは寸法135mm×190mm×15mmのトールケース型パッケージで、表紙には一般的なチューブ型容器のマヨネーズに大きな赤い×印のイラストが描かれている

玲

DVDの映像内容は、再生時間は32:14程度で白無地の空間に人間のシルエットだけが映り、3名の人物が身振り手振りで発言をすると言った内容だ

ミヤ

こういう系ってそのDVD見たらってやつよね

玲

その通り、SCP-248-JP-1を人間が視聴し、マヨネーズを摂取するとSCP-248-JP-2へ変化することが判明している。
Dクラス職員を使った実験により、音声のみの視聴は活性化の影響はなかったが、無音状態の視聴でもSCP-248-JP-2へ変化することが判明している

玲

途中視聴・中断した場合でも活性化の影響を受けることがわかっていて、SCP-248-JP-2へ変化した人間はこれまで元に戻った例はない。
なお、SCP-248-JP-1の影響は半永久的に持続することが推測されており、一般的にマヨネーズは食品に使用されている傾向が多いため、SCP-248-JP-1がテレビやインターネット上で公開された場合、オブジェクトによる被害は深刻なものであると想定されている。

ミヤ

確かに、マヨネーズっていろんな物に使われるわね

玲

ちなみに調べてもらえればわかるが食べる以外も使えるぞ。
例えばクレヨン汚れを落としたり、木製家具を磨いたりな。

ミヤ

拭いたところマヨ臭くなりそうね…

玲

話を戻すぞ
次はSCP-248-JP-2についてだ、SCP-248-JP-1を見た人間が変化した姿だが何に変化したかというとマヨネーズだ

ミヤ

なんかそんな気はしてた…

玲

SCP-248-JP-1の視聴後、マヨネーズを摂食した瞬間、視聴者の肉体は重力に関係なく50cmほど浮上、直径約3mの円を描き、高速で回転する。
回転は2時間かけて行なわれ、視聴者はマヨネーズへと変化する。

玲

SCP-248-JP-2の成分と見た目は摂取したマヨネーズに依存し、総量は視聴者の体重と同量分のマヨネーズが生成される。
SCP-248-JP-2には発話能力があり、Dクラス職員を用いた実験では、変化する前の意識や記憶を保有しており、SCP-248-JP-2をそれぞれ個別に分離した場合、分割した分だけ視聴者の人格が存在し個別に記憶や意識を有していることが判明している

ミヤ

マヨネーズになっても意識あるなんて…

玲

ちなみに摂食しても肉体的な害はないが、消化サイクル中、便となって排出するまでの間、視聴者の声が体内から発せられる。
この時摂食者の体内に存在するSCP-248-JP-2は、主に精神的な消化される苦痛を摂食者に訴える。
SCP-248-JP-2は摂食よる消化以外に消費する方法はない。

ミヤ

人間に戻る方法なくて、食べてもらうしか死ねないって事？

玲

そういう事だな

ミヤ

最悪ね…

玲

ここからはSCP-248-JP-1のDVDアンチマヨネーゼ！の内容を紹介しよう

玲

00:03～ [役者Aがお辞儀をした後、発言をする。]

玲

役者A: 全くマヨネーズというものは糖分がないことだけはせめての救いなのだろう。それ以外の救いは原料に酢があり、夏場でも常温で放置できることぐらいだ。

玲

役者A: 酢、卵、油それぞれ三個体嫌いではないのに三つ巴になった瞬間、三位一体の嫌悪感！半固形であることが災いしてか、様々な食材に使用され過ぎている！お好み焼き！たこ焼き！マヨネーズが嫌いにも関わらずセルフサービスの如くかけられるあの液体！おぞましいことだ！味覚が馬鹿になる！油をそのまま飲んだ方が健康的だ。

玲

役者A: 一言でも嫌いといえば怪訝な顔をされる！　好きで当たり前、嫌いがイレギュラーの如き扱いだ！　だが！　言わせてもらおう！　少数ながらにあの卵色を嫌悪している存在がいることを！

ミヤ

本当にマヨネーズ大嫌いなのね…

玲

15:43～ [役者Aがおよそ15分間罵倒を続けたところで、役者Bが登場する。]

玲

役者B: わしの子供の頃はマヨネーズなんて食べ物はなかったよ。だが今はどうだ。唐揚げにマヨネーズをつけて食べるどころか、マヨネーズに唐揚げをつけるという現象が一部の熱狂者が行なっている有様だ。

玲

役者B: わしもな、本格的にマヨネーズが嫌いだと証明するために世界中のマヨネーズを吟味した。ウズラ味、トマト味、明太子……全総額はどれほどかわからんが、嫌いであることに違いはない。うっ……！

ミヤ

ん？この人マヨネーズ好きなんじゃ…

玲

[役者Bが倒れる。役者Aが近寄り声をかける。]

役者A: おじいさん！　おじいさん！

玲

役者B: ああ、とうとうお迎えが。最後に頼みがある若いの…最後の晩餐にクソ憎たらしいクソ赤キャップのクソ悪魔のクソマヨネーズを持ってきてくれ……。

役者A: じいさん、わかった！

玲

[役者Aはあらかじめ用意されていたマヨネーズを役者Bに渡す。役者Bは震える手でキャップを空け、一気に吸い込んだ。]

ミヤ

…

玲

役者A: じいさん何やってんだ、こんな、こんな…！

役者B: 慌てるな、若いの。今際の際でわかったことがある。やはり……マヨネーズは、まずい……。

役者A: じいさん……。

ミヤ

いや、絶対マヨラーでしょこの人…

玲

[動かなくなった役者Bを役者Cが画面上に連れ出した後、役者Cが画面に現れる。]

役者C: 絶望、しているのかい？

役者A: あんたは、誰……いや、そんなことはどうでもいい。俺は今、たった今同志を失ったんだ。

役者C: ……人は死ぬ定めだ。ところで、きみはパンが好きだったね？

玲

役者A: ああ。好きだ。照り焼きバーガー、焼きそばパン、カツサンド、好きだったさ。だけどな、お惣菜パンは、今はマヨネーズの温床さ。成分表確認しても、「オリジナルソース」「オリジナルドレッシング」という言葉に騙される。ただのマヨネーズじゃないか！　半カロリー？　だから何だ、俺はその液体を避けたいだけなのに！

ミヤ

温床って…
むしろあったほうが美味しいじゃない…

玲

役者C: 君には悪いけど……最近じゃカレーパンにもマヨネーズの存在が確認されていることを知っているかい？

役者A: うそ……だ、あの聖域が！？　うそつくんじゃねえ！　信じられるか！

玲

役者C: 悪いけど事実さ。それだけじゃないよ、マヨネーズにはね、砂糖との相性の良さも確認されている。極一部に限定されるが砂糖を塗して食していることすらある。ケーキやクッキーのバター代わりに使用されてさえもいるんだ。今じゃゲテモノだろうが、そのうちメロンパンも侵食されるかもしれない。きみが唯一安心して食べられるパンはもう……あれしかないのさ。分かるよね？

玲

役者A: ……あんパン……。

20:23～タコ焼きやお好み焼きならマヨネーズが許せると言っている奴らは、マジにわか！等の [マヨネーズに対する罵倒が32:14まで繰り返される。]

ミヤ

…

玲

超大作だな

ミヤ

どこがよ！！

ミヤ

あんパン…じゃないわよ！
こんなの見てマヨネーズにされる人が不便だわ！

玲

まぁ他にもマヨネーズになった人が食べられたらどうなるかの記録も本家にあるが…