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じゃぱぱ
じゃぱぱのお母さん
じゃぱぱのお母さん
じゃぱぱのお母さん
じゃぱぱの妹
目を覚ました場所が天国ではなかったことに
ホッとするような、がっかりするような気持ちだった
じゃぱぱ
ふとカレンダーを見ると、花火大会まであと十日だった
じゃぱぱ
そのあと、俺は手術をした
菊池先生には早ければ二週間、長くても三週間で退院できると言われた
もう、約束の花火大会は三日後に迫っていた
その日の午後、ゆあんとるながお見舞いに来てくれた
るな
じゃぱぱ
るな
るな
るな
るな
じゃぱぱ
るなは色とりどりの十本のガーベラを花瓶に挿した
ゆあんはなにも言わず、ただ突っ立っているだけ
なにが言いたいのかはなんとなくわかっていた
じゃぱぱ
じゃぱぱ
ゆあん
ゆあんは失望しているような口調で言った
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
ゆあん
もちろんわかっていた
俺の家族から病気のことを聞いて、
すべてを知っているのだろう
じゃぱぱ
じゃぱぱ
ゆあん
ゆあん
ゆあん
ゆあん
じゃぱぱ
ゆあん
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
ゆあん
ゆあん
ゆあん
ゆあん
ゆあん
るな
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
ゆあん
ない、とはゆあんは言わなかった
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
ゆあん
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
俺はまた嘘をついた
今は鎮痛剤が効いているおかげで、それほど痛みはないのに
ゆあん
ゆあん
ゆあんは悲哀に満ちた表情でそう言い、
病室を出ていった
るな
るなはまだその場に残っていたが、
俺はかまわずベッドに逆方向を向いて横になった
るな
るな
じゃぱぱ
るな
るな
るな
るな
るな
るな
るな
るな
るな
るな
るな
るな
るな
るな
るな
るな
るなが泣いているのに、
俺は背を向けたままなにも言わず黙っていた
心が苦しくて、胸が張り裂けそうな思いだった
るな
るな
そう言い残して、るなは病室を出ていった
コメント
10件
私、漫画とか映画で泣いたことあんま無いのに 今回はガチ泣いた…
ほ、んとに胸が痛い、人生で初めてぐらいに胸が痛い、胸が痛いってこうゆうことを言うんだなって感じ…
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