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今日も抱かれている
──けれど
ボクにそんな資格があるのか?
紅紫
“彼女“──阿左美リエ、阿左美慎哉の“元“妻
紅紫
幸せな家庭を築けてたはずなのに……
紅紫
紅紫
当時17歳の彼は『カノン』を弾いていた
あまりの綺麗な音色に聴き惚れた
ピアノを弾き終えると思わず拍手をしていた
紅紫
紅紫
慎哉
慎哉
紅紫
慎哉
紅紫
チュ
紅紫
慎哉
何も考えられなくなる
紅紫
紅紫
数時間後
紅紫
慎哉
ボクに腕を回したまま、寝息を立てている
紅紫
紅紫
このままじゃいけないのはわかってる
紅紫
視線を慎哉の顔に向けた
紅紫
紅紫
彼が転生したら、これまでの記憶はすべて失われる
それでもいい
紅紫
紅紫
慎哉
紅紫
紅紫
紅紫
紅紫
忘れて
まどろみが意識を包み込む
紅紫
あくびをすると紅紫は瞼を閉じた
紅紫
慎哉
慎哉
ぎゅっと抱きよせる
慎哉
慎哉
慎哉