テラーノベル
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目が覚めるとあたりは明るく時計を見ると昼の12時を過ぎていた。
ウクライナ
ここはどこだ?…当たりを見回しても誰もいない。………とりあえずベットから降りよう。
ウクライナ
ドタバターン!!
腰がズキズキとした鈍い痛いに襲われて、私はそのままベットから落ちてしまった。…どうしてこんなに腰が痛むんだ?ちょうど目の前に全身鏡があり目を向けると、そこには
歯型とキスマークだらけの醜い体をした裸の私が写っていた。
____あぁそうか、私昨日兄さんと………
ウクライナ
胃には何も入っていないはずなのに何かが体から込み上げてきて、思わず口を手で塞いだ。幸い何も出てくることはなく、私はただそこで呆然と座り込んでいた。
ウクライナ
不意に頬をつねった。
ウクライナ
夢で終わらなかったんだ。これは紛れもない現実なんだなと頬の痛みと共にひしひしと感じ、もうとっくに出し切ったと思っていた涙が目から溢れ出た。
ひどいよ兄さん。
私初めてだったんだよ。
キスもセックスも全部。
せめて、せめて初めては
ウクライナ
なんて、
もうどうにもならない事実に目をそむけ、無駄な思考ばかりが頭を駆け巡る。
いったいどこから間違えたんだろう。何がいけなかったんだろう。いつからそんなふうに思ってたの?なんで兄さんは__
グゥゥ〜〜
その思考を止めたのは、場にそぐわない間抜けな音だった。
ウクライナ
痛む体を無理矢理動かし、服を着て、私はキッチンへと向かった。
キッチンにつくとテーブルの上にラップのかけてある食事があることに気がついた。そのすぐ近くに
少し行ってくる
とだけ書かれたなんとも淡白なメモが貼り付けてあった。
ウクライナ
昨晩の出来事が嘘のように思えてくるくらい、兄さんは変わってなかった。
そう何も変わってなかったのだ。
きっとこれをレンジで温めて食べろということなのだろう。
早速レンジに持っていき、スタートボタンを押した後、温めている間に家の中を散策することにした。………とは言っても
ウクライナ
部屋の中を眺めるも、特に目立つものもなくシンプルな部屋の構造に兄さんらしいなぁと勝手に納得していた。
その中に一つ気になる場所があった。
ウクライナ
その近くに寄ってみるとたくさんの写真が綺麗にフォトフレームに入れられ飾られていた。もちろん私の写真もあり、らしくないと思い眺めていると、中に写真ではないものがあることに気がついた。
ウクライナ
___xx年前
その時の私はまだ独立したばかりで、多分だいぶ幼かったはずだ。
その日は兄さんの誕生日だった。
ウクライナ
ロシア
ウクライナ
ロシア
ウクライナ
ロシア
ウクライナ
ロシア
ウクライナ
「ありがとうな!ウクライナ!」
ウクライナ
子供の頃の美しい記憶が脳内に流れてくる。
あの頃の兄さんはもういないんだ
ウクライナ
惨すぎる現実に目の奥が染みた。だめだ。泣くな。泣いたってどうにもならないじゃないか。
そう思っていても感情とは厄介なもので、私の意思とは反対に、また涙がとめどなく溢れてきた。
ウクライナ
押し花のしおりに私の涙がぽつり、ぽつり、と雨のように落ちていった。まるでそれは私の心情を表しているようだった。
__プルルルル___プルルルル___プルッ
ベラルーシ
ロシア
ベラルーシ
ロシア
ベラルーシ
食事に混ぜてもバレないような避妊薬が欲しいだなんて…
ベラルーシ
ロシア
俺とあいつの邪魔をする奴はたとえ血を分けた自分の子供だとしても許せねぇだけだ♡
ロシア
ベラルーシ
ロシア
ベラルーシ
__ッツー__ツー__ツー
電話が切れたことを確認すると、少女は空を仰ぎ1人心の中で独白をした。
ごめんなさい、ウクライナ……
ベラルーシ
視界の横に一つの国がこちらに走ってくるのが見えた。
ジョージア
ベラルーシ
ジョージア
ベラルーシ
ベラルーシ
ウクライナ
ベラルーシ
ウクライナ
ベラルーシ
ウクライナ
ベラルーシ
ウクライナ
ベラルーシ
ジョージア
そう言い残し、そのままその国は走り去っていった。
その背中に背を向け、少女は反対方向に歩み始めた。
風がやけに強くさわぐ
少女の足取りが普段よりも重苦しいのは、きっと本人も気づいていないことだろう。
もしこの結末があなたの望んだものじゃなかったとしても
ベラルーシ
ウクライナ 兄さんへの感情は紛れもなく敬愛。だからこそ、兄さんから向けられる感情にとてつもない嫌悪感と恐怖を感じる。 兄さんのことは好きだし尊敬もしているが、根本的な部分は合わず、いつかは兄から離れようと思っていたので、遅かれ早かれこういうことにはなっていた。可哀想
ロシア ウクライナ大好き♡一度だって妹なんて思ったことなかったと言っているが昔はそれなりに妹として可愛がっていた。愛が重いなんてもんじゃない。俺とあいつの邪魔をする奴がいるなら、ね…
ベラルーシ お兄様大好き♡身も心も捧げているので、兄に望まれれば友達を売るぐらいする。罪悪感はあるが、本人は気づかないふりをしている。ジョージアがこのままウクライナのことを嗅ぎ続ければ兄が何をする気かを知っているので、止めようと思っている。
ジョージア 急にウクライナと連絡が取れなくなったので死ぬほど心配してる。ベラルーシに何言われても多分止まらない。ジョージア→ウクライナへの感情は皆様のご想像にお任せします。
アメリカ NATOに誘っただけなのに…
この物語の結末は?
1.ハッピーエンド 2.メリーバットエンド 3.バッドエンド ※3つとも投稿します
コメント
18件
うふ…続きが楽しみだぁぁ
一気しました。一度チラッと見たけど、直ぐにスワイプしちゃったけど、この小説のことが離れず、一日中探し回りました。本当にありがとうございます
一気見しました ~ !💕ろっさん愛が思い … 最高っすね !✨✨前は純愛だったと … 、ウクからしたら辛いよな 、私たちからしたら嬉しいのかも(