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これは君と僕の物語
僕
僕はしがない発明家だ それも無名の。 僕はアンドロイドを開発していた 少女の形をした、機械生命体
僕
僕
ラボの中心にいる少女が まるで生きているかのように 瞳を開いた
M2
M2
M2
僕
僕
M2
僕
M2
僕
それから M2は正常に稼働していった
そう 機械のように正常に
僕は毎日 M2に 本を読み聞かせた
M2
M2
僕
僕
M2
M2は いつからか
笑うようになった
僕
M2
僕
僕
M2
僕
M2
M2
M2
そう言って
君は小さく笑った
儚げで、綺麗で
僕はつい頭をなでた
M2
僕
それから、少したった時だった
僕は
病に倒れた
もう長くは生きられないだろう
僕
僕
僕
そう言ったらM2は
目尻に涙を貯めて僕を睨んだ
M2
M2
ひどく、強い口調だった
M2
M2
そして
終わりの時は来た
僕の体から、命が消えていく
僕
霞む視界で見えたのは
M2の泣き顔
君には、笑っていてほしいんだ!
泣かせたくない
君を抱き締めてあげたい
でも、もう腕は上がらない
僕
そうか、この気持ちは
M2
僕
僕
さよならだ
M2