ミョウジナマエ
危ない。なんて言葉は声にもならなくって。
音にする前に、ただひたすらに。 身体が動いていた。
女の子
女の子の悲痛な叫びを聞いて、私は安心した。 良かった。助かったんだね、って。
色んな大人にいっぱい怒られるだろうから、私は君を慰めなくちゃ。
ミョウジナマエ
女の子
ああ死ぬな、って本能的に悟った。 でもきっとこれは名誉の死。
だって私は、最後の最後まで人を守って、人を笑わせて────
そう、そして死ねたんだから。
ミョウジナマエ
ミョウジナマエ
ミョウジナマエ
ミョウジナマエ
まあ、なんでもいいけど。
────なんだか。
やけに草木が高いな。
ミョウジナマエ
思わず、そう呟いていた。 周りの草木といい、目の前の可憐な女の子といい。 ここが天国でないというなら、一体どこなのだろうというくらい、ここはまさにエデンであった。
乾赤音(幼少期)
乾赤音(幼少期)
ミョウジナマエ
乾赤音(幼少期)
ミョウジナマエ
乾赤音(幼少期)
乾赤音(幼少期)
乾赤音(幼少期)
乾赤音(幼少期)
ありがとう。 私はそう言えただろうか。
あかねちゃんに言われるがまま、私の家だという場所に連れられて、母だという人にベットに押し込まれた。
そんな中、私はただただ考えていた。
ミョウジナマエ
ミョウジナマエ
否。
ミョウジナマエ
その問いに、答えはない。
ミョウジナマエ
ミョウジナマエ
あかねちゃんは天使じゃない。 少し幼いようだけど…多分。ううん、絶対。
あの子は、乾赤音だ。
東京卍リベンジャーズ。
私が好きだった漫画の、登場人物。
ミョウジナマエ
ミョウジナマエ
ミョウジナマエ
ミョウジナマエ
そう呟いてから、私の意識は奥深くへと追いやられた。
ミョウジナマエ
乾赤音(幼少期)
ここまでの設定 乾赤音と夢主は幼なじみ関係にあります。 乾赤音と夢主は同い歳です。 原作開始地点が2005年として、現在は1988年を想定。 まだ乾青宗と九井一は生まれてません。
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