さとみ
ころーん
さとみ
今から家行って良い~?
さとみ
ゲームしよーぜ
さとみ
既読付かねーな…
さとみ
(寝てんのかな?)
さとみ
…ま、いっか
さとみ
(今までもこういう事、何回もあったし)
さとみ
(突然行ってもあいつ、あんまり怒んないしな)
さとみ
あー…着いた着いた…
さとみ
インターホ
さとみ
(…あれ?開いてる)
さとみ
おっかしーな…
さとみ
(あいつそういう所、几帳面なはずなのにな…)
さとみ
(何で鍵、掛けてないんだ?)
ピコン
さとみ
ん?
莉犬
さーとちゃんっ♪
莉犬
今から遊ばない?
さとみ
あー…ごめん
さとみ
今ころんの家の前
さとみ
また今度にしない?
莉犬
…ころんの家の前?
さとみ
おー
さとみ
何かさー鍵開いてんだよね
さとみ
あいつにしては珍しくね?w
莉犬
あーあー…そう…だね
莉犬
でもさ、今日はやめといたら…?
さとみ
なになにw
さとみ
そんなに俺と遊びたいのー
莉犬
いや別に…
莉犬
でもさ、連絡したの?
莉犬
ころちゃんに?
さとみ
したけど
さとみ
既読付かないんだよね
莉犬
じゃ、じゃあ!
莉犬
電話しなよ?
さとみ
いやもう家の前だし
さとみ
もう入るわ
さとみ
じゃーね
莉犬
いや、やめた方がっ
さとみ
…何こいつw?
さとみ
何かあったのかよw
さとみ
入るぞーころーん
さとみ
(え、待てよ…)
さとみ
めっちゃ荒れてるんだけど…
さとみ
(…この上着って…)
リビングの床には 濃い青色の上着が落ちていた
この上着…ころんじゃ なくて
前に別の奴が着ていた ような…
さとみ
あれ、…このバッグって
薄いレモン色バッグ… おいおいまさか
「やめた方が良いって!」
さとみ
莉犬が言ってたのって…まさか…
キィ…
さとみ
ひっ
ころん
…さ、さと、み?
さとみ
え、あ…こ
さとみ
ころん…
後ろを振り向くと、 ころんが立っていた
上半身裸で 下はスエットしか 着ていないのだが…
さとみ
(キスマ…)
体の至る所に 紅い花が咲いていた
さとみ
(いやいや歯型付いてんじゃん…)
さとみ
(力つよ…)
ころちゃあん…?
さとみ
…げ
ビックリして部屋の入口で 立ち止まるころんを
後ろから抱きしめた者が居た…
さとみ
るぅ…とも
るぅと
…ころちゃん
るぅと
何してるんですか?
るぅと
よく立てましたね…昨日ので…
ころん
あっ…あのさるぅとくん…
ころん
触んないで…っ
さとみ
(いやいやまさか、ここでおっぱじめないんだろうな?)
「ほらね、だから 言ったじゃん!」
莉犬の声が 聞こえてくる~…
ころん
んっ
るぅと
は…ぁ
さとみ
か、帰ります~!!!!!
莉犬
…だから言ったじゃん
さとみ
え、何お前!
さとみ
知ってたの?!
莉犬
うん
莉犬
ころちゃんにね、「今日あそぼー」って連絡したの
莉犬
そしたらさ、
莉犬
るぅとくんが出て
莉犬
「今日はちょっところちゃん無理ですね」
莉犬
「腰が痛いし、僕に今日一日中かまってもらうので」
莉犬
…って
さとみ
…え、あいつら付き合ってんの?
莉犬
え、まずそこから?
莉犬
俺はずっと気付いてたよ
莉犬
子供組で集まってる時とかずっと
莉犬
ずーっとイチャイチャしてたもん
さとみ
はぁー?
さとみ
そんな雰囲気、なかったけどな…
莉犬
鈍すぎさとちゃん
莉犬
…だから俺の気持ちも気付いてくれないの…?
さとみ
え?
さとみ
ごめん何?聞こえなかった?
莉犬
何でもねーよばーか!!