『信頼』
あれから俺たちは眠った紫くんを 連れて家に戻った
帰ってる途中は物凄い静かで
みんなどことなく落ち着いていなかった
橙
……
橙
どうするか……
青
決まってるでしょ……
青
赤くんを助けに行こう
黄
でも……
黄
手掛かりが……
桃
GPSは?
黄
多分壊されました……
黄
反応がない……
青
そんな……
紫
ん……
橙
!
橙
紫くん!
紫
あれ……?
紫
ここ……家……?
紫
ガバッ
紫
赤くんは!?
黄
落ち着いてください!
紫
コクッ
桃
紫くん……
桃
赤は……
説明後……
紫
そ……んな……
紫
俺の……俺のせいで赤くんは……
紫
俺の……力不足で……
橙
紫くんのせいじゃない
紫
それでも……俺が捕まらなかったら赤くんが犠牲にならずに済んだ!!
橙
紫くん!!!
紫
ビクッ
橙
あれは赤の行動や!
橙
紫くんが赤を悔やむんなら赤の意志を退けてるのと同じや!
橙
だから……
橙
今は赤を信じて計画を練ろう?
橙
その後はいくらでも赤に謝ったらええんや
紫
ポロポロ……
紫
うん……うん……!!
青
(僕達)
黄
(完全に)
桃
(空気だよな)
リロ
入れ
赤
……
赤
(ここは……)
リロ
お前……獣神だろ?
赤
!
赤
(なんで……それを……)
リロ
ドンピシャみたいな顔してんな……
リロ
見りゃわかんだよ
リロ
てかお前……
リロ
喋んねぇんだな
リロ
色々聞きたいんだがな
赤
なんだよ……
リロ
喋れんのかよ
赤
なんで俺を紫くんと引き換えに連れてきた?
リロ
んー?
リロ
俺が真正面からお前を捕まえんのは至難の技だからな
リロ
紫髪を利用させてもらった
赤
てめぇ……
赤
紫くんを物みたいに扱いやがって……
リロ
ボコッ
赤
アグッ
リロ
口の聞き方には気を付けろ?
リロ
いつでもお前は殺せるんだぞ?
赤
やってみろよ……ゲホッ
赤
(こいつの計画には俺が必要なんだ……)
リロ
ッチ
リロ
(考えたな……)
リロ
(小せぇ癖に頭は回る……)
リロ
(やっぱりあのお方の器に相応しいな……)
赤
……?
リロ
まぁいい……
リロ
お前の仲間が来るかどうかはわからんが
リロ
必ずお前の目の前で惨殺してやるよ!
赤
ッッ!!!
赤
ギロッ
リロ
(学習能力はねぇんだな)
リロ
(まぁいいか)
リロ
(どっちにしろ)
リロ
(アイツらが来るまでには計画を進めておくとしよう……)
それまで好きに泳ぐがいい……
To Be Continued…………







