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第三十話 たった一人で戦い続ける者達13
Broooock
わんわんと泣いていた二人の泣き声が 落ち着いてきたころ
Broooockが優しく声をかけた
ぎゅっと抱き合ったまま二人は離れず
そのままBroooockに視線を移す
きんとき
Nakamu
Broooock
Broooock
Nakamu
Nakamu
Nakamuがきんときを 抱きしめる腕に力を込める
きんとき
きんときはNakamuの背中を ぽんぽんと叩いた
きんとき
きんとき
Nakamu
きんとき
きんとき
Nakamu
Nakamu
Nakamu
きんとき
きんとき
きんとき
またあははと笑うきんときを見て Nakamuも自然と笑みが零れた
それからNakamuはきんときを 離さないままBroooockに視線を移した
Nakamu
Nakamu
Nakamu
Broooock
Nakamu
Broooock
Nakamu
Nakamu
Nakamu
きんとき
Nakamuはどうあっても真実を知るよりも 先にスマイルを一発殴りたいようだ
きんとき
Nakamu
Nakamu
きんとき
きんとき
Nakamu
Nakamu
Nakamu
きんとき
きんとき
Nakamu
Broooock
きんとき
きんとき
BroooockはNakamuを説得するために きんときを呼んだはずなのに
そのきんときがNakamuの味方をする
きんとき
きんとき
きんとき
Broooock
Broooockは小さく首を横に振る
きんとき
きんときは口を閉ざした
それはシャークんから 止められていたのだった
取り返しがつかなくなる――と
きんとき
きんとき
Nakamu
Nakamu
Nakamu
Nakamu
Broooock
Broooock
その時Nakamuは危険を察知して 瞬時にきんときから離れて飛び上がった
ばしんっ――!
きんとき
するとそこに取り残されたきんときに 縄が巻き付けられた
Broooock
きんとき
その縄はふっと消え去って きんときは解放された
どうやらBroooockが Nakamuを捕えるために
きんときごと縄で縛ろうとしたようだ
Broooock
Broooock
きんとき
Nakamu
Nakamu
きんとき
きんとき
Nakamu
Nakamu
背に翼を生やし鋭い爪を見せ
その頭に二つの真っ黒な角が生え
臀部からしゅるりと 鱗に覆われた尻尾が現れた
Nakamu
Broooock
きんとき
きんときは手のひらを 口の前に持ってくると
ふっとそれを吹いた
何もなかったはずの手のひらから 桜の花びらが舞い散り
それがNakamuの視界を覆った
Nakamu
Nakamu
花びらに覆われた視界が 徐々に赤く染まっていく
花びらが燃えて火が現れた
Nakamuは両腕を 前から横へ広げると
周囲に水が降った
その水は火を消し 花びらもなくなって
周囲が見渡せるようになった
ふわっと移動すると そこにまた縄が現れた
Broooock
Nakamu
Nakamu
Broooock
Nakamu
Nakamu
Nakamu
Broooock
Broooock
Broooockの言葉は間違いではない
Nakamuは不安になってなどいない
Nakamu
Nakamu
Nakamu
Broooock
Nakamu
ひゅんひゅんと飛んでくる縄を ふわふわと浮いてNakamuは避け続ける
Nakamu
Nakamu
何がなんでも あいつを一発殴ってやりたいのだ
Broooockときんときに 構っている暇はない
恐らくスマイルは このBroooockの館にいるはずだ
しかし聖職者もいないようだが
スマイルの傍に着いていたら 分が悪すぎる
Nakamu
Nakamu
いや、とNakamuは首を振る
その時――
ぱしんっ――
手首に縄が括り付けられた
Nakamu
Broooock
そのままBroooockに ぐんと引き寄せられる
Nakamuは縄を爪で引き裂いた
慣性でそのまま 投げ飛ばされたNakamuだったが
なんとか空中で体勢を整えなおす
Nakamu
Nakamuはもう三人目の 気配がする場所へ向かうことにした
悪いと思いながら 館の壁に拳を振り翳した
バキバキッ――!!
Nakamuは壁に穴をあけて そこに飛び込んだ
Broooock
翼を広げて飛び立ち 三人目を視界に入れた
そこにいたのは緑を身に纏う男だった
彼は弓を持っていて Nakamuに向けてそれを引き絞っていた
パンッ――!
飛んできた矢は一本ではなかった
何本も放たれる矢を Nakamuは爪で翼で腕で払いのけて見せる
?????
その中で投げられた白い球も Nakamuは拳で弾いた瞬間
その球は目の前で弾けて Nakamuの視界を奪った
Nakamu
加えて訪れた体の痙攣にNakamuは
さすがに怒りを抑えきれず 悪意を放とうと目を見開いた
きんとき
耳元に聞こえたきんときの声に 体が硬直する
気配がなくなったと思っていた きんときが、背後にいる
暗くなった視界に Broooockが現れた
Broooock
Nakamu
重なった暖かい手のひらから 失われた記憶が流し込まれ
Nakamuはすべてを思い出した