俺には小一から友達の奴がいた
まぁ、いわゆる幼なじみってやつだ
でも、それだけじゃない
俺の初恋の人
これはそんな幼なじみと俺の 高校生時代の話。
高校に入ったら俺の幼なじみに彼氏が出来た
この時はどうでもいいはずなのにって 自分に言い聞かせてたっけ
でも、自分が否定しても心は素直だから。 この時、初めてあいつが好きなんだって 気づいたんだ…。
莉央
すごい優しくて、かっこいいんだぁ!
大智
大智
多分俺はこの時、心から「おめでとう」が 言えてなかったと思う────。
そして二ヶ月くらいたった頃だろうか
莉央が笑いながら空を見ていた。 でもその横顔はどこか寂しそうで
大智
って聞いたら
莉央
って。泣きながら。なんだよアイツ ちゃんと莉央幸せにしろよ
莉央はお前を選んだんだから。 お前じゃなきゃダメなんだから
出来ることなら俺が幸せにしたかった。 でも俺には出来ないから
お前が傷つけるくらいなら 俺が幸せにしてやりてぇよ。
そして莉央は言ったんだ
莉央
ってさ。
大智
莉央
莉央は強かった。もう前に進もうとして 絶対悲しいはずなのに
俺なら悲しませないのに
そんな事思ってた時に 莉央彼氏の「あいつ」に 呼び出されたんだ
内容は
そうた
なんだけど、何あげたらいいと思う?
この時思ったんだこいつは 莉央の事がちゃんと好きなんだって
よかったな。莉央
って思えてただろうか。
……多分半分はうまくいくな って思ってただろうな…
分かってる。最低な願い事だよ。 でも、思っちゃったんだ
──────────────
莉央は今日別れを告げると言った
まぁ、別れずうまくいくだろう
大智
言いに行きますかね
この先のことはあまり覚えていない でも、この時は心から「おめでとう」が 言えてた気がする
大智
莉央
莉央
今日は莉央と「あいつ」の結婚式
未練がないと言ったら嘘になるが 今日は不思議と辛くない
大智
これからも「幼なじみ」として 見守ってってやるか。
END
はい!これは「大好きなんだこれからも」 の、大智目線でした!
次はいじめ系あげたいと思ってますので よろしくお願いいたします(。ᵕᴗᵕ。)