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僕が僕を殺した。

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僕が僕を殺した。

5 - 僕が僕を殺した。5話

♥

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2019年10月22日

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礼央

礼央の日記、、?

礼央

でもこれでっ、礼央が何で死のうとしていたか、分かるかもしれない、、

日記 ◯月○日

礼央

俺が落ちた日の前日だ、、!

今日はとてつもなく寒い日だった。 いよいよ明日、僕はこの世を発つ。 遺書は、書くのはやめておこうと思う。 何となく、自分はそういうのを残すような人じゃないなと思ったから。 それに、これから死ぬ理由を書いたら、みんな、どう思うだろう。 特に、結弦。 きっとあいつも、俺みたいに自殺しようとするかも。 ああ見えて、すごく寂しがり屋だから。 本当は、もうちょい生きたいなあ、なんて思うけど。 僕の好きな漫画の連載も、まだ終わってないし。 一度も、海外旅行、行けなかったし。 お母さんに楽さしてやれなかったし。 何より、結弦ともっと一緒に生きたかった。 初めてここに記すことだけど、僕は結弦のこと、大好きだったんだ。 兄として、そして一人の男として、恋をしてしまっていた。 そんなこと言っても、結弦が困るだけだって、 分かっている。 結弦に彼女がいるのも知ってるし、僕の事を、 変な弟としか見ていないことも。 まあそれに、また結弦は僕の思いを頭からかき消すんだろうけど。 でも、これだけは記しておこうと思う。 僕が本当に自殺を実行しても、 誰のせいでもないということ。 人生は、 周りの環境と、 自分の持つ運の巡り合わせであり、 結局、誰のせい誰のせいって言ったって、 そういう生まれ方をしてしまった自分が、 自分を殺す原因であると。 なんだかただの日記が、まるで遺書のようになってしまったけど。 もし、この日記をはじめに見たのが 結弦なのなら、 これをそっと隠しておいてくれないか。 さようなら、僕の愛しい人たち。

礼央

何だよ、、これ、、

礼央

ずっと、、好きだったのか、俺のことが、、、?

いつのまにか、目が涙でいっぱいになっていた

礼央

それに、頭からかき消す、、ってどういうことだ、、?

礼央

意味がわかんねえよ、、

何で泣いていたかは分からない。

ただ、礼央が本当に死んでしまったような気がして、それに やっと気がついたみたいに、

礼央の最後の言葉を噛みしめるしかなかった。

礼央

俺は、、そのことを、知っていたような気がする

礼央

あいつが、俺のことを好きだったということ

礼央

でも、何で今まで忘れてたんだろう、、

今まさに、日記を読んだ瞬間、その記憶が蘇ったかのようだった。

礼央

こんなこと、忘れるか、普通、、、?

礼央

でも、だんだん、思い出してきた、、

時は遡って3年前

結弦

なー

結弦

礼央は、好きな人いるの?

礼央

何でそんなこと、聞くの?

結弦

別に、、

結弦

ただ、そういうのを意識し始めるころかなって、それだけ

礼央

5年生は、そういうのに気づくころなの?

結弦

しらねー

結弦

そうなんじゃない

礼央

いる、けどさ

礼央

5年生っつーか、ずっと前から好きだけど

礼央

知りたい?

結弦

うん

結弦

当てていい?

礼央

いいよ

礼央

多分、わかんないと思うけどな

結弦

二組の、佐藤だろ

結弦

可愛いし

礼央

え、違うよ

礼央

可愛いしって、結弦が佐藤のこと好きな訳?

結弦

いや、ちげーよ!

礼央

え、じゃあ誰なの?

結弦

待って、俺に当てさせろよ

結弦

一組の、、

礼央

うん、一組

結弦

山辺?

礼央

違うって

礼央

容姿で選んでるでしょ

結弦

んー、まあ

礼央

教えてあげないこともないよ

礼央

でも、、

結弦

いいよ、早く教えて

礼央

礼央

、、、僕が、結弦のこと、好きだって言ったら?

結弦

、、、!

結弦

ど、、どういう意味だよ?

その後はよく覚えてない。

俺、どんな顔したっけな。

あの時は、驚いたけど、、でも、ただの冗談だと思ったんだっけ。

適当に俺がはぐらかしたら、礼央は悲しそうな顔をした。

思い返すと、後味の悪い、、感じの記憶だな。

結弦

なあ

結弦

好きな人、いんの?

礼央

えっ、、?

礼央

それ、前にも聞いたよね、、?

礼央

忘れたの、、?

結弦

なにいってんだ、聞いたことないけど

礼央

え、、

結弦

お前の好きな人、絶対野山だろ?

礼央

だから、好きな人、言ったじゃんか

礼央

からかってるの?

結弦

聞いたことないけど、、

結弦

お前の好きな人、知らないよ、俺

礼央

本当に、何言ってんの?

礼央

はあっ、はあっっ、、

礼央

たしかに、俺はあいつの好きな人を知ってからも、

礼央

ずっと好きな人、だれって聞いてた

礼央

あの記憶、、

礼央

あいつの好きな人が俺だって知った記憶

礼央

それに、ずっと蓋をし続けてきたのか、、?

僕が僕を殺した。

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