大切なものは

俺はあの一件から

まろのことが好きになった

いや今思えば好きとかではなく

まろの支配心に呑まれていたのだろう

でも俺には何も分からなくなった

毎日学校では優等生生徒会長として

家ではまろの家に帰り、毎晩首輪をつけられ

しぬのではないかと思うくらいきつくしめられる

でも、まろと以外に行為をしたことがない俺は

これが普通だと思い込んでしまった

だから普通では無いとほとけに言われた時はびっくりした

ほとけの話を聞き、やっとわかった

まろは“異常”だと

だからおれは

まろが

恋人という関係が

トラウマになってしまった

これでよかった……んだよね、？

あの時に戻れるなら俺は

あの時意味もわからずに「うん」と言ったことを理由に殴りたい

そのうんの二文字で

俺の恋愛は全部とられた

どうせまた、

全部知ってる

どうせまろにキスでもされたんでしょ

それか行為した？

もういいよ、

おれは何人恋人を取られたら気が済むの

もうやだよ

俺から、とるなよ、！

まろと別れてから5人くらい付き合った

まろとの思い出をどうしても消そうとして

でも、全員俺に告白してきたくせに

すぐに「好きな人が出来た」と振られた

最初は驚いてその子を問いつめた

そしたらいふさんと行為をしちゃって

それが気持ちよくて

だって、

おかしいよ、こんなの、

でも正直恋愛経験が豊富になったって

俺は過去の恋人に1人も惚れなかった

惚れるという感覚が全くなかったんだ

でもそんなある日

君と出会った

あの時、体が

この人は運命の人だ

そう伝えてきた

そんな感じがしたんだ

ｶﾞﾁｬ

ﾄﾞｸﾝｯ

ﾊﾞﾝｯ((強

それから月日がたち

ｺﾝｺﾝｯ

桃<りうら〜？いむがよんでる！

桃<んー？

ｶﾞﾁｬｯ

こうして俺は初恋の人と無事に結ばれた

あの時は幸せすぎてあいつの存在を、忘れていたが

あの時から注意しとけばよかったのに

桃さんのおうち

ﾁｭｯ…ｸﾁｭ…ﾚﾛ…♡

ﾁｭｯ

幸せ

だったのにな

いふや

あの日、君が帰ってこなかった日

久しぶりに俺の大嫌いな元カレから1枚写真が来たの

俺の大好きな人が、白や透明な液体でぐちゃぐちゃになっている写真

世界で最も見たくない写真だった

また、とられた、

でも今までの人とは違う

俺の愛してる人でさえ、とられてしまった

もう、なにもわからなかった

何も考えずに家をでて、走って走って、

君を探してたら、

君から電話が来たんだ、

嬉しかった、

でも出たら嫌いな奴の声で

ﾌﾞﾂｯ…ﾂｰﾂｰ

りうらだけは渡さない

りうらをとることだけは許さない

俺は無我夢中に走った

君は、俺のことが好きだと必ずいう

そんな淡い期待を持って

でも現実は厳しかった

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝｯ

ｶﾞﾁｬ

ﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯ…

377タップ 𝗧𝗵𝗮𝗻𝗸 𝘆𝗼𝘂 長すぎてごめんね！