翔( ショウ
ねぇ、咲羅
翔( ショウ
別れよ
別れは突然だった
咲羅( サクラ
え、なんで?
翔( ショウ
好きな子ができたんだ
翔( ショウ
浮気とか俺にはできない
翔( ショウ
だから別れよ
咲羅( サクラ
あー、そっか
咲羅( サクラ
いいよ、別れよっか
出逢いがあれば、別れもある
翔と付き合う時から、もう解っていたことだったはずなのに
でもなんでだろう
淋しい
辛い
嫌
離れたくない
そんな感情ばかりが
私の中を支配する
別れる前提で付き合った筈なのに
どうして
私に刻まれていた思い出、時間は
すぐに、涙と共に崩れていった
これじゃあ翔が心配しちゃうじゃん
翔には見えないように俯いて涙を流す
今迄翔と過ごした思い出を思い出すように
どうやって翔の考えを変えよう
気が付いたらそんな考えになっていた
こんな私じゃ翔の考えを変えられない
振り向かすことができない
そう解っているのに
どうやって翔の考えを変えよう
そんな考えになってしまう
そして、最後に気付いてしまった
私、翔のことがまだ好きなんだ
翔から離れたくないんだ、と
大好きなのに、離れたくない
でも大好きだから、離れた方が良いのかもしれない
翔が私以外の運命の人を見つける為に
翔( ショウ
じゃ、またな
翔( ショウ
咲羅
「また」なんてあるか分からないのに言わないでよ
期待しちゃうじゃん
咲羅( サクラ
うん、ばいばい
桜の花が開花する直前、
私、咲羅の恋は散っていった






